全身の症状

猫の夜鳴き対策。夜鳴きの原因や理由は何?止めさせる方法解説

投稿日:2017年1月14日 更新日:

猫

「猫が夜鳴きをするようになった。原因や理由はなんなの?

「猫の夜鳴き対策は何かない?」

なんてあなたは悩んでいませんか?

猫と暮らすことはとても楽しく刺激的ですが、夜鳴きが続くと寝不足や近所迷惑などストレスもたまりますよね。
夜鳴きはどのような時にするのか?対策はあるのか?
今回はそんなお話をしたいと思います。

猫は夜行性

そもそも猫は夜行性であることを理解してあげなくてはいけません。
猫が夜鳴きをする事を「問題行動」と捉えがちですが、はたして本当に問題行動なのでしょうか?
元々猫は、午前中は寝て夜中に狩りに行くという習性を持っているのです。
猫の生活ペースは人間と正反対なので、人間と合わないのは当たり前です。
しかし、猫も人間と生活していると、人間が就寝している夜中に寝る習慣がついてくることが多いのですが、子猫などの場合はまだそのペースに慣れていません。
まず、基本的には「猫は夜活動するものだ」と思えば、気持ちも楽になりますよね。
ただ、夜活動するからと言って、人間がまいってしまうほど鳴く場合は、ストレスを発散したいため、遊んでもらいたいから、何かを改善して欲しいなど原因があって鳴いていることがほとんどです。
どのような時に夜鳴きをするのかをお話ししていきましょう。

夜鳴きをする原因

猫

猫が夜泣きをする原因をご紹介します。

お腹がすいた

夜鳴きの理由として多いといわれているのが、お腹がすいた空腹感からアピールのために夜鳴きをすることです。
猫は犬のように決められた時間に食事を食べるよりも、一定の量の食事が置いてあってそれを自分の好きな時間に小分けにして食べることが多いです。
そのため、猫の夜鳴きが激しいときは、食事が十分に皿に入っていないなどの理由が考えられます。
猫には適正量の餌の量がありますが、猫によってはもっと食べたいと思っていることもあります。
とくに多いのが、猫を多頭飼いしている場合です。
多頭飼いしていると、素早くたくさん食べる猫が一人でご飯を全部食べてしまったりします。
1匹1匹がきちんとした量を食べているか、監視と管理をしっかり対策してみましょう。
食べている量が適量の場合は、猫が肥満気味でない限りもう少し量を増やしてみましょう。
メスよりオスのほうがよくご飯は食べる傾向にあります。
また、1歳~5歳までの猫は食べ盛りな時期です。
運動量や筋肉量も猫によって個体差があるので、少しずつ量を増やしてみて、肥満にならないかチェックしておきましょう。
それ以外の方法として、餌の量を変えずに、与える時間を変えるという方法があります。
成猫は基本的に1日2回にわけてご飯を与えることが適正とされています。
朝と晩にあげる事が多いと思いますが、それを朝は少な目、夜多めにあげるようにしましょう。
すると夜は満腹感を感じるようになって、夜よく眠るようになります。

発情

避妊、去勢手術をしていない猫は定期的に発情がおこります。
すると、通常とは違う、遠吠えのような独特な鳴き声で鳴きながら夜中に徘徊をします。
特に、オス猫は飼い主の眠りを妨害するほど大きな声で鳴きます。
そのため、猫を飼う際には避妊・去勢手術をすることをオススメします。
出産や去勢、避妊手術直後しばらくはホルモンバランスが乱れ、夜鳴きが続くこともありますが、数日から数週間でホルモンが安定すれば夜鳴きはしなくなります。

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トイレが汚れている

猫は動物の中でもとてもキレイ好きな動物で、トイレが汚いことは大きなストレスになります。
中にはトイレが汚れていると、他の場所で粗相をしてしまう猫もいる程です。
夜鳴きをしているときは、トイレがキレイに保たれているかチェックしてみましょう。
しかし、寝ている時に、排泄をするたびに「きれいにして!」と要求されるのはやはり困ってしまいますよね。
そのような時は全自動トイレというものもあります。
猫が排泄するとそれを感知し、自動的に排泄物を除去してくれるという電動トイレです。
トイレが汚れたままになることがないので猫はストレスなく排泄することができます。

新しい環境に慣れていない

子猫を飼い始めたばかりや野良猫を保護したとき、また猫を譲ってもらったときなどに見られる事があります。
急に知らない環境や人と接することで、寂しさや不安を感じて鳴いてしまいます。
できる限り猫とのコミュニケーションをはかりましょう。
猫が怖がったり威嚇している場合は無理に近寄らす、猫から寄ってくるまで辛抱強く待ちましょう。
子猫の場合は環境に慣れるのも早いですが、野良猫などは少し時間がかかります。
このとき大事なことは、猫のペースに合わせるということです。
猫が安心できるように、隠れられるような寝床を用意してあげたり、話しかけ続けて怖くないことを伝えたり、時間をかけて向き合いましょう。
野良猫を保護した場合などは、外で自由に暮らしていた名残から、「外に出たい」と要求して夜鳴きをすることも多いでしょう。
しかし、外は事故や病気、寄生虫等に感染する危険が大きくお勧めできません。
一度根負けして外に出してしまうと出れるものだとわかって要求はエスカレートします。
本来猫は暗い身を隠せる場所を好む動物ですので家の中だけで十分快適に暮らせるはずです。
最初は我慢して室内飼いを徹底していけばそのうち要求もなくなりますので、根負けしないように頑張りましょう。

運動不足

犬と違って猫は散歩が必要ないと思って猫を飼う方は非常に多いですが、実は猫にも運動が必要です。
散歩は一般的ではないので、運動と言えば「遊ぶこと」です。
猫じゃらしやネズミのおもちゃなどを追いかけたり、高低差のある場所を上り下りしたりすることで、ストレスを発散します。
昼間に運動せず体力をためていると、夜に元気な猫は、飼い主に遊んでもらおうと「遊ぼうよー!」と要求するために夜鳴きをします。
夜鳴きをしながら走り回ったり、飼い主の上に乗ったり噛んだりする場合は「猫の運動会」とも言われ、運動不足でエネルギーの発散が十分でない可能性が高いので、昼間猫が疲れるまでおもちゃなどで遊んでみてください。
昼間仕事などで難しい場合は、キャットタワーや、壁に階段式のキャットウォークをつけるなど、自ら一人で遊べるような工夫をしてみると良いでしょう。

老齢猫の夜鳴き

今まで夜鳴きをしなかったのに、老齢になってから夜鳴きをするようになった場合は老化による痴呆や甲状腺機能亢進症などの病気の可能性もあります。

甲状腺機能亢進症

体の代謝を司るホルモンが異常に出てしまう状態で、活動が活発になりすぎるという特徴があります。
夜鳴きが増える以外にも食欲が旺盛になったり水をたくさん飲んだり、突然走り回ったりするようになります。
一見いいことのように見えますが、これは病気ですので治療が必要です。
このような症状が見られた場合は一度病院で検査をしてみてください。

猫の甲状腺機能亢進症の症状や原因や治療法は?寿命や末期症状も解説

痴呆

医療の発達や食事の質の向上、室内飼いの増加などによりいまや猫の平均寿命は13~15歳と言われています。
20年ほど前の猫の寿命は5~7歳だったことと比べると大幅な進歩です。
それに伴い人間と同じように脳や神経が衰えて痴呆症状をおこす猫が出てきました。
治療はなかなか難しいですが、何かのきっかけで夜鳴きが収まることもあるのでいろいろな方法を探してみましょう。
痴呆症状がでたとしても、少しでも長く一緒に暮らしたいですよね。

老化

老化現象で目が見えなくなったり、耳が悪くなって音が聞こえない不安から鳴いたりすることもあります。

夜泣きの対策

猫

それぞれの項目でも対策は書いてきましたが、他にできる対策をいくつかご紹介します。

構わない

夜鳴きしている猫は何らかの要求をしている場合が多く、「夜鳴くことで人がかまってくれる」と猫が覚えると、それからずっと夜鳴きを続けてしまうことが多いです。
たとえ問題が解決しても、それが癖になってやめられなくなってしまいます。
それを防ぐために、病気やトイレが原因など、明らかに改善のよちがある場合以外は、構わないことが前提です。
夜泣きをしても人間が相手にしてくれないことを猫に理解させて、鳴いても無駄だと分からせることが大切です。

またたびをあげる

またたびは猫に絶大な効果を発揮します。
またたびに含まれるマタタビラクトン成分は、眠気を引き起こし、脳の活動を鈍くさせる働きがあります。
夜眠る前にままたびを与えて、眠気を誘うことができます。
しかし、またたびは非常に個体差が大きく、逆に興奮してしまって暴れ出す猫もいます。
猫の様子をみながら与えてみましょう。

快適な環境を用意する

猫は室温が27度に保たれていると、その快適さから眠りやすくなります。
暑かったり寒かったりすると、その不快さから夜鳴きをする場合があります。
猫が夜中も快適に眠りやすい環境を整えましょう。

人間の生活パターンを教える

猫は元々は夜行性ですが、人間と暮らしていると徐々にその生活スタイルに慣れてきます。
飼い主が朝起きて夜眠るというスタイルの場合、夜鳴きをする猫の比率も少ないそうです。
家族の生活が不規則だったり、誰か夜中に起きているなどの場合は、猫に人間と同じ生活習慣が身につきません。
そのため、夜中でも昼間のように走り回ったり夜鳴きをするというケースが見られます。
規則正しい生活を送るように心がけましょう。

バッチフラワー

バッチフラワーは花や草木から取れる癒しのエッセンスで、精神を安定させる効果があるとされる自然療法です。
用いられる療剤は、一般にレメディー(バッチフラワーレメディー)とよばれる液体で、水に入れたり、食事に少しまぶしてみたり、スプレーでふりかけて使用します
薬ではなく、体には直接作用せず心にだけ作用し、副作用や習慣性はありません。

フェリウェイ

一般的には尿のマーキング防止目的で使われ、ネコのフェイシャルフェロモン類緑化合物が含まれています。
精神安定作用もあるといわれているので夜鳴きに効果がある猫もいます。
拡散器やスプレータイプがあります。

さいごに

猫は夜行性のため、ある程度夜に活動することは仕方のないことですが、過剰な夜鳴きの場合は寝不足にもなりますし、困ってしまいますよね。
飼い主さんがストレスに感じるのと同じように、猫も何らかのストレスを抱えてそれを訴えていることが多いのです。
猫は話すことはできないのですから、気持ちを理解し、ずっと一緒に幸せに暮らしていけるように、改善できる点がないかを探してみてくださいね。
きっと今よりは夜鳴きを少なくすることができると思いますよ!





愛猫のために知ってほしいこと


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