皮膚の症状

猫が地面に体をこすりつける原因は何?病気のサイン?

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猫が背中を地面にこすりつけるようにくねくねしているのを見たことがありませんか?
一見すると、痒いからこすりつけているように見えますが、実際はどうなのでしょうか?
もしかして、遊んでほしいのかな?とついつい撫でてしまい、すると、今度はいきなり噛み付かれて痛い思いをしたりすることもあります。
猫の気持ちがわからずやきもきしますよね?
お腹を見せてクネクネしている時、猫はどんな気持ちでいるのでしょうか。
どのように接してあげたらいいのかを含めて解説していきたいと思います。

猫が地面に体をこすりつける原因

発情中

猫の発情期は年に数回あります。
主に春と秋ですが、この時期に避妊手術を受けていないメス猫がやたらと床に背中をつけてクネクネしだしたら、それは「発情」しているサインです。
猫がクネクネするのは基本的には気持ちが良かったり、恍惚状態の時です。
発情期のメス猫は発情するとフェロモンをふり撒いてオス猫を誘います。
このフェロモンはとても強力で、完全室内飼いをしていても、窓の隙間などから風に乗って、近隣500メートル以上の範囲のオス猫に届くほどだと言われています。

興奮している

猫がマタタビを舐めたり、においを嗅いだりしたときに、突然恍惚状態に陥って、よっぱらったみたい床をクネクネと転がったり、ヨダレを垂らすことがあります。
この行為は匂いに興奮している状態です。
猫が好むマタタビには、マタタビラクトンという成分があります。
これが猫の脳の中枢部を刺激して、軽く麻痺反応を起こさせます。
キウイやキャットニップ、歯磨き粉にも似た成分が含まれているため、台所や洗面所で猫がクネクネしていたら、匂いに興奮したのかも知れません。

背中が痒い

背中を床に擦り付けてクネクネしている場合、もしかしたら単純に背中が痒いのかも知れません。
背中をかいたり、ブラッシングすると気持ちよさそうにする場合は被毛が溜まって背中が痒い可能性があります。
他に背中を痒がる原因としては、湿疹や皮膚炎ができていたり、ノミがいるかも知れません。
念のため、専用のノミ取りブラシで確認してみたり、被毛をかきわけて観察して下さい。
ノミ自体を見つけることは難しいかもしれませんが、体にノミがいれば必ず腰背部付近に黒い砂のようにみえるノミの糞があります。
砂かノミの糞かどうかわからない場合は、脱脂綿に黒い粒をのせて、アルコールを吹きかけます。
ノミの糞の場合は赤くなりますので、ノミの糞と判断できます。
ノミはできる限り猫の体表に居続けるために、なるべく猫の舌や四肢の届かない顔周りや背中に潜もうとします。
ノミが原因となる皮膚炎は腰背部が最も多いと言われているのはこのためです。
人間でも背中が痒い時は手が届かなくてイライラする時がありますよね。
同じように、猫も背中自体を地面にこすりつけて痒い部分を掻こうとしているのです。

一人遊びをしている

天気が良くて気持ちよいのでゴロゴロ、クネクネして遊んでいます。
気持ちがいいとゴロゴロしたくなるのは人間と同じです。

かまってほしい、甘えたいとき

猫が足にまとわりつき、飼い主の目の前でゴロンとして、お腹を見せながらくねくねとしっぽや身体を動かしている時は、構って欲しい、遊んで欲しい、という時のサインです。
じっと目を見て、しっぽをパタパタさせるのもかまってほしい時のサインです。
猫は気分屋で一緒に遊べないと思われがちですが、家の中で飼われている現代の猫は飼い主と生活することに慣れていますし、外界よりも刺激が少ないため、飼い主やおもちゃで遊ぶことが大好きな猫の方が多いです。
ただし、お腹を見せているからと言って必ずしもお腹を撫でてほしいわけではありません。
撫でさせてくれる猫もいれば、撫でようとすると噛む猫もいますので、最初は慎重にトライしてみましょう。
もし嫌がるようであれば、違う方法で遊んであげましょう。

野生時代の習性

猫は野生時代、ムダ毛を落としたり、ノミなどの外部寄生虫を落とすために砂地に寝転がって砂浴びをしていたそうです。
その習性としていまでも体全体をゴロンゴロンとするのだと考えられています。
家の中で暮らしているので、そんなことをする必要がないのですが、何となく落ち着いてすっきりするようです。

安心している時

猫は警戒心の強い動物ですので、あまりスキを見せません。
しかし、信頼関係ができ、猫が大丈夫であると判断すれば信頼してくれます。
子猫はお腹が空いた、遊んでほしい、と母猫にアピールをする際にお腹が見えるように甘えます。
子猫のうちから飼い主と生活を共にしていると、猫にとって飼い主は信頼すべき母猫のような存在ですので、甘える際の行動としてお腹を見せてくることが多くなります。
猫のおなか部分は骨で守られていませんし、すぐに攻撃できない体制ですので、お腹を見せるということは急所を見せているので、相当な安心感を覚えています。
それだけ、信頼している証です。
例えば飼い主が外出していて帰ってきたときにお腹を見せてくれる場合は、おかえりと嬉しい気持ちと安心をあらわしています。
この信頼は、飼い主はもちろん、その場の環境にも安心していないと難しいです。
飼い主には安心しているのに、家の中に大きな音がする、ガチャガチャと落ち着きがないなどの環境面に問題があるとゴロゴロとはできません。
飼い主への信頼とともに居心地の良い環境が揃っている証拠にもなります。
この時は顎の下や額を撫でてあげると良いでしょう。
お腹を見せているからといってお腹をなでると、途端に嫌がることがありますので、注意しましょう。

におい付け

左右にくねくねさせるだけではなく、上下させるように床に背中をこすりつけている場合は背中にある分泌腺を刺激して自分の匂い付けをしています。
強烈な自己アピールの一つで、自分の存在を主張していますので「大丈夫だよ、わかっているよ」と声をかけてあげたり、構ってあげるようにしましょう。

お腹を見せてクネクネしている時にお腹を触るのは要注意

猫がお腹を見せてくるのでお腹を触ったら嫌がられた、噛まれそうになった。という経験をしている人も多いかもしれません。
猫によってはお腹を触られるのが大好きな子もいますが、基本的にお腹は急所であり、非常にデリケートな部分で、触られることを嫌がる猫の方が多いです。
触られたくない子に対しては、頭や顎、背中など猫が嫌がらないところや、気持ち良さそうにするところを撫でてあげましょう。
また、飼い主に構ってほしくてアピールの為にゴロンゴロンしている時以外は、リラックスしている時や気分転換している時などの可能性もありますので、なるべく猫をそっとしておいてあげた方が良いかもしれません。
一人でいたいときに過剰に構いすぎることも猫にとってはストレスになります。
日頃から猫の行動をよく観察し、猫がなにを求めているのかを正しく読み取ってあげましょう。

さいごに

猫がお腹を見せてクネクネする時は、沢山の意味があります。
しかし、基本的にはとても安心していることは間違いありません。
お腹を見せるのは、飼い主も環境も安心できる状況だと思っているから出る行動ですので、猫から飼い主としてのお墨付きをもらった証拠です。
あとは、より信頼関係を高めるために、構った方がいいのか、放っておく方が良いのか判断してあげましょう。
猫の気持ちを汲み取ることができれば、猫との信頼関係は益々強くなります。
もし、異常にクネクネして、体を痒がっている時には、背中を足で掻いたり、口で噛んだりする動作もしますので、甘えている時とは異なることがわかると思います。
この場合は、すぐに駆虫やシャンプーなどノミ対策をしてあげてくださいね。





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