生殖器の病気

猫の出産後もお腹が大きいのはなぜ?膨らみの原因は何なの?

投稿日:

猫が無事に出産すると、かわいい子猫の姿にとても癒されますよね。
ついつい、子猫の方にばかり目が行ってしまうのですが、頑張った母猫の様子も良くみてあげなければいけません。
出産後、母猫は子猫からほとんど離れず子育てをし、おっぱいをあげていますし、疲れた体を休ませるために、飼い主さんは母猫をそっとしておくことがほとんどだと思います。
しかし、猫がそわそわしていたり、なんとなく元気がない、食欲があまりないようなときには、何か変かな?と気づくかもしれません。
良くみると、「出産したにもかかわらずお腹がへこんでいないような気がする!」といった場合、どんなことが考えられるのでしょうか?
膨らみの原因は何が考えられるのか、どのように対処したらいいのか解説していきたいと思います。

胎児がまだお腹に残っている場合

お腹の胎児がまだ生きている場合

猫の通常の出産は、陣痛が始まってから15~30分間隔で子猫を次々と産み、合計で1~2時間ほどかかります。
陣痛が始まってからお産が終わるまでは、最大でも3時間ほどで終了するのが一般的です。
ただ、非常にまれではありますが、最期の胎児を娩出するのに12時間ほどかかるケースもあります。
お腹がまだ膨らんでいるという場合、最後だと思っていたら、実はもう1頭お腹の中に残っていて、出産までに時間がかかっているという可能性があります。
本来、1時間以内には次の出産が起こるのが一般的ですが、母猫の体力が弱っていたりする場合、胎児を生み出すまでに相当時間が空く場合もあります。
時間が空くといっても24時間以上開けて産むという事はほとんどありません。
もし、お腹のふくらみに気付いたのが、最後の出産からあまり時間がたっていなくて、母猫の様子も問題ないようでしたら、陣痛が来るのを待ちます。
母猫がいきんでいるのに1時間以上出てこない場合に関しては、手助けが必要な場合がありますので、かかりつけの病院に連絡をしてみてください。

お腹の胎児が死んでしまっている場合

産後であるにもかかわらずお腹が大きい、お腹を触ると子猫のような固い感触がある、食欲がなくぐったりしているなどの様子が見られれば、もしかしたら死亡した子猫が子宮内に残っているかもしれません。
子宮の中で胎児が死んでしまっていても、母猫は出産することの方が多いですが、出産できず子宮の中に残ってしまうこともあります。
放置しておくと子宮感染の恐れがありますので、手術で取り出す必要があります。

対処方法

出産後のお腹のふくらみが胎児であった場合、重要になってくるのはその胎児が生存しているかどうかという事です。
もし、生存している場合は、娩出されない理由が何なのかを早急に判断しなければいけません。
正常な分娩であっても、最後の出産から5~6時間あいて出産するケースもあります。
しかし、逆子や胎児が大きすぎたり、胎児の方向の異常などの理由で、陣痛が来ているにもかかわらず出産できないという場合には、獣医師の手助けが必要になります。
見極めのポイントは、お腹が膨らんでいる状態で陣痛が起こっているかどうかです。
もし、母猫に陣痛の兆候がなければ数時間は様子をみることが多いです。
しかし、次の日になっても出産をする兆候もない時は、母猫の状態に関わらず、状況を獣医師に確認してもらう方が良いでしょう。
出産途中で、病院に連れていくために移動したりすることは猫にとって非常にストレスになります。
まずは、お腹が腫れていると気づいた時点で、電話でかかりつけの獣医師に相談して指示を仰ぎましょう。
母猫のストレスを回避するために、様子を見ると判断する場合もありますし、子猫の命を優先して、早い段階で帝王切開で胎児を取り出した方が安全と判断する場合もあります。
獣医師の考え方も、猫の状況もそれぞれですので、自分で勝手に判断せず、臨機応変に対処することが重要です。

予防方法

出産前にお腹の中の胎児の数を把握しておけば、お腹に胎児が残っているかどうかは、一目瞭然です。
妊娠45日くらいからはレントゲン検査で胎児の数や、大きさ、逆子かどうかなど、難産になりそうかどうか予測することができますので、必ず検査を受けましょう。

子宮感染、子宮内膜炎

出産後の子宮が細菌に感染してしまうことで起こります。
胎盤停滞(胎盤が子宮内にのこってしまう)や死亡した胎児が原因で起こることが多いです。
お腹が腫れて痛がり、微熱が出て、膣から緑色の分泌液が出たり、不正出血が続きます。
元気がなくなり、ぐったりして、食欲がなくなります。

子宮蓄膿症

子宮内膜炎が長引くと子宮内に膿が溜まる子宮蓄膿症に発展する恐れがあります。
子宮頸管(しきゅうけいかん)が開いているか閉じているかで、大きく「開放型」と「閉鎖型」に分けられます。
症状としては、水をたくさん飲み、尿の量が増えます。
病状が進行するにつれ、子宮に膿がたまりお腹がふくれる、元気がなくなる、嘔吐や下痢などの症状が現れます。
「開放型」では、外陰部から大量に膿が漏れだし、お尻から陰部、後ろ足に悪臭をともなった汚れが見られるようになります。
「閉鎖型」は、膿が外に排出できないため、膿が子宮内にたまり、お腹がパンパンにふくらみ、触ると痛がるなどの症状が現れます。
気付かないまま放置すると、子宮が破れ、腹腔に漏れだした場合には、ショック症状や急性腎障害、多臓器不全、腹膜炎などを起こし、命を落とす危険があります。
基本的には、卵巣と、膿のたまった子宮を摘出する外科的治療が一般的です。
猫の状態によっては、薬剤を注射して子宮の収縮作用を高め、膿を排泄させる内科的治療を行う場合もありますが、再発の可能性もあるため、根治のためには手術を選択したほうが良いでしょう。

猫の子宮蓄膿症とは?原因、症状、治療方法、手術費用など詳しく解説

さいごに

出産後におなかが膨らんでいる原因について解説してきましたが、出産直後であれば、胎児がお腹に残っている可能性が高いでしょう。
子宮感染や子宮蓄膿症などは感染してから症状が出るまで少し時間がかかります。
出産後のお腹の膨らみが気になるようでしたら、優しく触ってみてください。
本来、産後の母猫のお腹はダルダルですので、もし胎児が残っていたら触れる可能性があります。
間違えないようにしなければいけないのは、お腹にたまった便です。
妊娠末期は、おおきくなった子宮に圧迫されて便秘になりやすく、固いものが触れたからといって必ず胎児とは言い切れません。
自分では判断できないという場合は、動物病院に連れていきましょう。
その際、子猫を一緒に連れて行った方がいいかどうかは、獣医師によって判断が分かれますので、病院に行く前にかかりつけの獣医師に確認することをお勧めします。
妊娠がわかった時点で必ず診察を受けることで、出産時の母猫の異常に慌てる確率を少なくすることができますので、必ず診察を受けてくださいね。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

猫の出産後の発情や妊娠はいつから?避妊手術はどのタイミングでできるの?

猫の出産後に出血するんだけど原因は何?どのくらいで止まるものなの?





愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

「愛猫の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかってしまう場合もあります。

動物病院で治療すれば助かった命は実に多いです。

経済的な問題で愛猫の寿命を縮めないためにも愛猫が元気なうちにペット保険に加入することが大事になります。

でも「ペット保険っていうけど、どういう保険があるの?」という疑問も出てくるかと思います。

ペット保険の加入に迷った場合には、ペット保険の一括資料請求がおすすめです。

複数のペット保険の資料を比較することで「あなたと愛猫にとって一番ベストの保険が分かる」というメリットもあります。

利用は無料です。詳しくはこちらをご覧ください。

>>>ペット保険の一括資料請求を試しに見てみる(無料)<<<






-生殖器の病気
-, , ,

Copyright© 猫の病気対策マニュアル , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.