生殖器の病気

猫の出産後に出血するんだけど原因は何?どのくらいで止まるものなの?

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猫が無事に出産をして、子猫のお世話をし始めたら、見ている飼い主さんもほっと一安心です。
出産後の母猫は疲れているので、なるべく刺激をせずゆっくりさせてあげた方がいいので、ほとんどの飼い主さんはそっとその場を離れる事でしょう。
しばらくして、様子を見に行ったり、次の日に寝床のペットシーツや毛布を代えてあげた時に、「あれ?出血しているのかな?」と気づくことがあるかもしれません。
出産後に出血していた場合、それは異常なのでしょうか?原因は何が考えられるのでしょうか?
また、病院に連れていく必要があるのでしょうか?
猫の産後の出血について解説したいと思います。

出産後に出血ってするの?

分娩時や分娩直後に少しだけ血が出るのは普通のことです。
しかし、出産が完全に終ったにもかかわらず延々と血が止まらないような場合は異常出血の可能性があります。
出血する原因には以下の可能性が考えられます。

出血の原因

正常範囲内の出血

悪露(おろ)

産後、悪露(おろ)といって子宮が収縮する際に、分泌液が排出されます。
悪露は猫によって違いますが、数日~数週間、断続的に続きます。
たいていは黒っぽい粘りのある分泌液ですが、その中には血液も混ざっていて、赤黒いため、出血しているようにも見えます。
長い場合は3週間~1か月ほど続く場合もあります。

子宮や膣壁への物理的な障害

子宮壁から胎盤が剥がれ落ちたり、帝王切開の際に切開した傷跡からの出血や、胎児が娩出される際に裂けてしまった膣壁からの出血がしばらく続くことがあります。
これらも、しばらくたてば自然に止まりますので心配いりません。
猫の場合は人間のように避けた膣壁を縫う処置などは行いません。

異常な出血

胎盤停滞

子猫が生まれるとそのたびに、必ず胎盤が出てきます。
1匹の子猫に対して1個の胎盤があるので、子猫の数と胎盤の数は必ず同じでなければなりません。
もし、胎盤が子宮の中に残っていると、出血がだらだらと続き、放置しておくと子宮炎などの病気になってしまうので、注意が必要です。
出産時は飼い主さんも興奮していることが多く、つい子猫の方に目が行ってしまいます。
母猫は本能的に胎盤を食べることがあるため、子猫の数と胎盤の数が合わないということがよくあります。
母猫が胎盤を食べてしまう前に、胎盤がしっかり排出されたか確認しましょう。
鮮血が出たり、出血が大量であったり、いつまでたっても陰部から分泌物の排出が続く場合は動物病院で胎盤が残っていないか診察してもらいましょう。

子宮の収縮不全

本来子宮は、出産を終えると、自然に即座に収縮し始めます。
妊娠時、子宮の内壁には胎盤が付着しており、胎児に栄養を送っていますが、出産と同時に胎盤もはがれ落ちます。
この際、毛細血管から出血を起こします。
正常な状態であれば、自然に子宮が収縮することで、出血が止まるのですが、何らかの原因で子宮の収縮が起きなかったり、弱かったりすると出血が止まらないことがあります。
子宮が出血している場合、出産直後であれば、オキシトシンという薬を投与して収縮を促します。
しかし、産後時間がたってしまうと、子宮にあるオキシトシンレセプター(オキシトシンがくっついて作用する場所)の数が減少してきてしまい、薬の効果が出ないことがあります。
その場合は、低用量のプロスタグランジン投与に切り替えなければなりません。
それでも出血が止まらない場合は、開腹手術によって卵巣と子宮自体を摘出しなければならない事もあります。

血液凝固異常

何らかの原因で、血液がうまく固まらない病気を発症してしまっている場合には出血が止まらないことがあります。
もし、子宮摘出を行う場合には、血液凝固異常があると、手術した場所からの出血も止まらない可能性があり、余計重篤な状態に陥る可能性があるため、術前にはかならず検査が必要です。

子宮以外からの出血の可能性

出産後で、シーツや毛布に血がついていると、つい子宮からと思い込みがちですが、血尿の可能性も考えなければいけません。
例えば、出産は猫にとってとても体力を使う大仕事ですし、出産の間はなかなかトイレに行ったりできなくなりますので、膀胱炎を発症することがあります。
その場合、母猫は何度もトイレに行く動作をするのに少量しか排尿できなかったり、排尿時に鳴いたり、陰部をしきりに舐めたりと膀胱炎の症状が出ていることがほとんどです。
先入観を捨てて、そのような症状が出ていないかよく観察してあげてください。

さいごに

出産後の出血は少量ならよく見られる症状です。
鮮血でなく、少量であれば問題ないことがほとんどです。
しかし、あまりにも長期間続く、大量の出血を伴っているといった場合は重篤な症状が隠れている場合があります。
母猫の様子が出血に伴いぐったりするようであれば、なおさら危険です。
このような場合は、すぐに猫を連れて病院に行きましょう。
母猫が元気で、判断に迷うような出血の場合はかかりつけに電話をして獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。
出産後は子猫に気を取られてしまいますが、母猫の様子もよく観察してあげてくださいね。

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