消化器の症状

猫が泡状のものを吐くけど原因は何?病気のサイン?

投稿日:2017年6月7日 更新日:

 

「猫が泡みたいなものを吐いた跡があるけど、なにが原因だろう?」

「猫はよく吐くと言うけど、この泡状のものは何なんだろう?」

こんな疑問をお持ちではありませんか?

普段からよく吐く動物である猫ですが、泡状のものを吐いていたら、なんらかの病気のサインではないかと心配になりますよね。
今回は、猫が吐く泡状のものの原因について解説します。

猫が吐く「泡状のもの」とは?

まず初めに、猫が吐く「泡状のもの」の正体とは何なのでしょうか。
猫は、泡状になった「胃液」を吐くことがしばしばあります。
泡の色は白っぽく、時には黄色っぽく見えることもありますが、これは「胆汁」が混じっているためです。

胃液とは?

胃液の主成分は「塩酸」と酵素である「ペプシン」で、タンパク質の消化に重要な役割を果たしています。
胃粘膜は、噴門部、固有胃(腺胃部)、幽門部粘膜の3つに分かれていて、そのうち固有胃粘膜の壁細胞からは塩酸、主細胞からは「ペプシノゲン」が分泌されています。
ペプシノゲンはpH5以下の酸性の環境下で、活性型のペプシンとなります。
強い酸性の胃液によって胃の組織が壊れてしまわないように、胃の粘膜は噴門腺と幽門腺から分泌される粘液で保護されています。

胆汁とは?

胆汁は消化酵素を含んでいる黄褐色~緑色の液体で、肝臓で作られてから胆のうという袋に貯留しています。
そこから十二指腸に流れ込み、食物中の主に脂肪分を乳化して消化を助けています。

胃液を吐く原因とは

では、なぜ猫は胃液を吐いてしまうのでしょうか。
猫が泡状のものを吐くのは、猫が朝起きた時や食事の前であることが多くありませんか?
猫は空腹の時間が長くなると、胃液や胆汁が逆流し、白色または黄色い泡状のものを吐くことがあります。
黄色い泡や液体のように胆汁が混じったものを吐くことについては、「胆汁嘔吐症候群」と呼ばれています。
猫には十分にごはんが与えているはずと思っていても、実は猫が空腹になりやすい生活になっているということもありますので、下記のことについて確認してみてください。

給与量が足りない

普段、キャットフードの給与量は正確に量っていますか?
「なんとなく、このくらいかな?」や「家にあったこのカップ一杯ずつ」という飼い主さんも意外と多いのですが、それでは猫の必要なエネルギー量に足りていないこともあります。
キャットフード(総合栄養食)のパッケージには、一日の給与量の目安が猫の体重ごとに書かれていますので、きちんと量って与えてください。
もし極端に少なかった場合、急激に正しい量に増量すると、猫の消化能力が追い付かず下痢や嘔吐を引き起こしてしまうこともありますので、少しずつ増やしていきましょう。

給与時間の間隔が長い

飼い主の方がお仕事などで日中いないご家庭では、朝の外出前に猫にごはんをあげ、次のごはんは夜遅くの帰宅後にあげる、というように半日以上、給与間隔があいていることも多いかと思います。
こういったケースでは、一日のトータル量は十分に足りていても、夕方頃に猫が空腹になり胃液を吐いてしまうということがあります。
一日量はそのままで、一日にごはんを与える回数を少しずつ増やしてみましょう。
飼い主の方のライフスタイルの都合上、どうしても難しい場合には、決まった時間に定量のごはんが出てくる自動給餌器や、数粒ずつドライフードが出る猫用グッズなどを利用してみてください。

キャットフードの変更

キャットフードを変更する時には、パッケージに書かれているエネルギー量や猫の体重ごとの給与量の目安を確認しましょう。
同じメーカーの商品であっても、それぞれグラム当たりのエネルギー量は異なりますので、変更した時に、前のフードと同じ量を与えていると、カロリー不足になっているかもしれません。
また、ドライフードの粒のサイズが変わると、今まで使っていたカップやスプーンですくえる量も変わりますので、キッチン量りなどで一度正確に計量し、目安を確認しておきましょう。
また、キャットフードや猫の体質によって消化性、つまり“腹持ち”も異なります。
以前のものよりも消化が早くなり、その分、早くお腹がすいてしまうということもあります。
キャットフードを変更したばかりの時には、注意してあげてくださいね。

動物病院に連れて行った方がいい場合

前述のとおり猫が泡状のものを吐いているのは空腹のサインである可能性が高いため、食べ物を与えれば落ち着くことがほとんどですが、注意が必要な場合もあります。
猫が吐くという症状は、様々な病気においてみられますので、以下のことを確認して、異常がみられる場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。

猫がぐったりしている

吐いた前後に猫がぐったりしている、食欲が低下しているという場合には、ストレスや胃腸炎などの病気のサインである可能性があります。

便や尿の様子がいつもと違う

猫が下痢をしている、あるいは便秘である場合には、消化器のトラブルがある可能性があります。
また、頻尿や尿が出ていない場合には、膀胱炎や尿路閉塞の可能性もあります。

吐いたものにピンク色のものが混じっている

猫が吐いた泡がピンク色をしている場合には、胃液に血液が混じっている可能性があります。

口の中の出血

口臭があったり、食事の際に痛がったり、食べづらそうにしている場合には、歯周病や口内炎によって出血していることがあります。

食道炎、胃炎、胃腸炎

食道や胃、腸の粘膜が傷ついて出血していることがあります。
短期間に繰り返し胃酸を吐くことで、食道が傷つき出血することもあります。
また、胃の中に異物や毛玉が溜まっている場合などにも胃粘膜の炎症から出血することがあります。

寄生虫

猫回虫や猫鈎虫などの寄生虫に感染している場合にも、胃や腸に虫が寄生したり、粘膜に食いついたりするため、炎症を起こし出血することがあります。

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一日に何回も吐く

空腹時だけでなく、一日に4回、5回以上何かを吐いている場合には、誤飲や尿路閉塞や腎臓病、胃腸炎などの病気のサインである可能性があります。
何度も繰り返し吐くことで、脱水や栄養失調を起こしてしまいますし、強い酸性の胃液が食道に炎症を引き起こすこともあります。

毎日続けて吐く

一日に吐く回数が少なかったとしても、毎食後に吐くなど、毎日続けて吐いている場合にも、慢性的な腎不全や膵炎などの病気である可能性があります。

持病がある

慢性腎不全や糖尿病などの持病のある猫では、病状が悪化していることが嘔吐の引き金になっている場合もありますし、嘔吐したことで体力を奪い、病状を進行させてしまう可能性もあります。

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子猫または高齢猫

体力や免疫力が低い子猫や高齢猫では、嘔吐をしたことですぐに衰弱してしまったり、脱水症状を起こすこともあります。

泡状のものをふき出している

「吐く」とは少し違いますが、猫が口から泡をふき出したり、多量のよだれを出している場合には毒物や有害物質を飲み込んだ可能性もあります。
また、病院でもらった錠剤を猫に飲ませる時に、ブクブクと泡を出された経験のある方はいるのではないでしょうか。
猫は薬のような苦いものを口に入れた時にも、泡をふき出すことがあります。

さいごに

猫が泡状のものを吐いている場合には、空腹である可能性が高いということがお分りいただけましたでしょうか。
ただし、猫が吐くという行動は全身の体力を奪うもので、ストレスもかかります。
できる限り防いであげられるように、給与時間や方法についても気を付けてあげてくださいね。

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愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

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