消化器の病気

猫が吐く透明の液体って何?原因は?病気のサイン?

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「猫が水のような透明な液を何度も吐いていたけど、これは何だろう?」

「水を飲んだ直後に吐いたけど、これは病気のサイン?」

このような症状でお悩みになった経験はありませんか?
めったに吐かない猫が透明な液体を吐いた場合、どの程度様子を見たらいいのか、はたまたすぐに動物病院を受診したらいいのか、飼い主の方は心配になりますよね。
また吐きやすい猫であっても、いつもと吐物の様子が違っていても不安になるでしょう。
そこで今回は「透明の液体を吐いた」という症状が猫に見られた場合、透明の液体の正体はなんなのか?そして、どんな病気が疑われるのかについて解説したいと思います。

吐いている透明の液体の正体とは?

「口から透明な液体を吐く」というと、胃液や飲んだ水だろうとイメージされる方が多いかと思いますが、実はそれだけではありません。
他にも唾液(だえき)や啖(たん)の可能性もあります。
透明な液体だけをみて何なのかを特定することはできませんので、吐き出すときの猫の様子を良く見ておくことが大切です。

透明な液体が“胃液”や“飲んだ水”の場合

医学的には“嘔吐”とは、胃に入った物体を体外に吐き出すことを言います。
猫の嘔吐の仕草は非常に特徴的で、必ず吐き出す前にお腹を数回凹ませて胃を押し上げるようにして、「ケコッケコッ」と独特の音を立て、喉を伸ばして口を大きくあけて胃の内容物を吐き出します。
この仕草が見られているなら、透明な液体の正体は胃液もしくは飲んだ水と考えられます。
様々な原因で嘔吐は引き起されますが、胃腸や膵臓、肝臓、腎臓など腹部臓器のだけでなく、脳の病気が原因であることもあります。

猫が胃液を吐くけど原因は何?病気のサインなの?

猫が胃液を吐く。透明、黄色、緑、ピンクの場合の原因は何?病気なの?

透明な液体が“唾液”の場合

先ほどの嘔吐の時のような仕草が見られず、大人しくしている間も口から液体がポタポタと垂れているのであれば、よだれをたらしていると考えられ、液体の正体は唾液になります。
猫が唾液を垂らす病気には、口もしくは食道の病気の他、腎臓や肝臓の病気、中毒などが考えられます。
中でも食道の病気は、よだれだけでなく“吐出”と呼ばれる症状も合わせて見られることがあります。
吐出とは、食べ物が胃に入らずに食道から吐き出されることを言い、食べるや否やフードがそのままの形で吐き出される場合は、嘔吐ではなく吐出を疑います。
吐出は、嘔吐と勘違いされやすい症状ですので注意して観察してみる必要があります。

透明な液体が“啖”の場合

猫も喉に啖が絡むと「カーッ!」と吐き出すよう仕草をすることがあります。
そのような症状がある猫にはだいたい咳などの呼吸器の症状を伴います。
実は、咳をしている猫を見ても人間のそれとはあまりにも異なるため、飼い主の方が「咳と認識していない、嘔吐と勘違いしている」ということが非常に多くあります。
猫の咳を言葉で表現するなら、「伏せの姿勢で首を前に伸ばして舌を軽く出し、フンッフンッと息の漏れるような音がなる」となります。
そして咳のあとは「舌なめずりをして吐き出した痰(たん)を飲み込む」ような動作をしたり、喉の奥から「カーッ!」と吐き出すような仕草をします。
この場合、吐き出している透明な液体は啖で、原因としては呼吸器の病気の可能性を考えます。

猫が透明の液体を吐いた=病気のサインなの?

ではどんな場合に猫が透明な液体を吐いたら病気のサインと考えたらよいのでしょうか?
様子を見てもよい症状、動物病院を受診すべき症状について解説していきましょう。

生理的な嘔吐が原因の場合も

まれに胃の許容量を超える水のガブ飲みが原因で吐き戻してしまうことがあります。
このケースでは飲水してから短時間の間に見られる嘔吐が特徴で、飲水して何時間も経ってから吐くということはありません。
一過性の嘔吐であるため元気食欲も正常ですので、繰り替えし同じ症状が見られないか、自宅で注意深く観察しておくとよいでしょう。

病気のサインと判断した方がいい場合

咳が見られる

咳を引き起こす病気はいわゆる猫風邪から、慢性経過をたどる喘息まであります。
特に喘息は放っておくと呼吸困難を引き起こす可能性もあるため、咳の回数が多いのであれば動物病院を受診し、適切な治療受ける必要があります。
もし咳と思われる仕草が嘔吐と迷うのであれば、動画撮影をしておくとよいでしょう。

よだれや吐出が見られる

猫によだれを引き起こす歯肉口内炎は、非常によく見られる病気です。
口の中が痛くて十分な食事を採れない、よだれの影響で脱水状態になるなど、様々な弊害がありますので、よだれは甘く見てはいけない症状です。
またよだれだけでなく吐出を伴っている場合は食道の病気が考えられ、食事のたびに繰り返しみられます。
食道の病気の中でも食道狭窄になると、空腹感はあるものの胃へ食事が流れていかないため十分な栄養をとることができず痩せていきます。
自然治癒することはない病気であること、長期間に渡る治療が必要であるため、できるだけ早く治療を受けることが大切です。

嘔吐の回数が多い

1日に数回以上嘔吐するなど、いつもよりも回数が頻回であれば病的な嘔吐と考えられます。
また、食後何時間も経ってから粒が残ったままの消化されていないドライフードを吐いたり、だいぶ前に飲んだ水を大量に吐いている場合は、胃や腸の運動が低下していると考えられ病的な嘔吐を疑います。

下痢や軟便がある

嘔吐だけでなく下痢や軟便が見られるということは、胃腸に何らかの病気が起きていると考えられますので、動物病院を受診すべき状態と言えます。

元気や食欲がない

元気や食欲があるか、ないかはとても大切なチェックポイントです。
いつもより少し元気や食欲がない程度であれば、様子をみようかなと考えられる方も多いかと思いますが、徐々に症状が進行していかないかを注意深く観察した方がよいでしょう。

動物病院ではどんな検査をするの?

症状が軽度であれば原因追求よりも治療を優先することもありますが、重篤であれば必要に応じて動物病院で検査を行うことがあります。
ここではどんな検査をするのかについて解説したいと思います。

問診

前述したとおり透明な液体が何であるのかを判断するためには、吐き出している時の猫の様子を聞くことが大切になります。
嘔吐の回数やタイミング、元気食欲の有無、咳はないか、吐出はないか、よだれを垂らしていないか、など詳しく聞き取りを行います。

血液検査

血液検査には、全血球検査と血液生化学検査があります。
前者は赤血球、白血球、血小板などの血液の細胞成分の数を見ます。
後者では、肝臓や腎臓の機能を評価したり、ミネラルのバランスを見たりします。

レントゲン検査(X線検査)

レントゲン検査では、胸部や腹部の臓器に“大きな”異常はないかを確認します。
特に胸部は後述する超音波検査での評価が難しいので、レントゲン検査が重要です。
ただし、食道は胸部レントゲンでもはっきりと確認できないことが多いため、バリウムなどの造影剤でコントラストをつける必要があります。

超音波検査

単純なレントゲン検査では臓器の細かい異常が分からないことが多いため、超音波検査の出番になります。
超音波検査によって内臓の断面を確認できたり、レントゲンでは確認できないような小さな臓器(膵臓やリンパ節など)を見ることができます。
心臓や腹部を評価するには欠かすことのできない検査です。

検便(糞便検査)

下痢をしているのであれば、どんな色や形状をしている便なのか、便の中に異常な細菌が見られないかなどを確認します。

さいごに

透明な液体といっても、様々なものが考えられるということがおわかりいただけたでしょうか?
飼い主の方にはぜひこの記事を読んで、「猫がどんな風に吐いているのかをよく観察すること」、「動物病院を受診すべき症状を見逃さないようすること」を知っていただければと思います。





愛猫のために知ってほしいこと


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