生殖器の病気

猫の避妊手術の抜糸までの期間や費用は?自分でしてもいいの?

投稿日:2017年7月25日 更新日:

 

「猫が避妊手術を受ける予定だけど、抜糸は手術してからどのくらい後にするのかな?」

「仕事でなかなか猫を動物病院に連れて行けない。自分で抜糸しちゃいけないのかな?」

このような疑問はありませんか?

猫の避妊手術は動物病院で日常的に行われる手術の一つですが、予防処置とは言えお腹を開ける手術ですので、手術が済んだ後も飼い主の方もいろいろと心配になることもあるかと思います。

そこで今回は猫の避妊手術とはどんなものなのか、そして抜糸など手術後のケアに関する様々な疑問にお答えしたいと思います。

猫の避妊手術ってどんな手術?

まずは動物病院ではどのように避妊手術が行われているのかについて、簡単に解説していきましょう。

避妊手術の目的

避妊手術とは発情を起こさせず、赤ちゃんを産めなくする手術で、避妊手術の大きな目的は「猫の繁殖を防ぐため」になります。
特に未去勢の雄猫をすでに飼っている、室外にも出ることのある雌猫であればどうしても雌猫の避妊手術を検討する必要が出てくるでしょう。
また、「発情行動を起こさせない」というのも避妊手術の目的の一つになります。
発情を迎えた雌猫を飼ったことある方はご存じかと思いますが、雌猫は性成熟すると定期的に発情が来るのですが、その度に雄を求めてものすごい大きな声で昼夜を問わず鳴くようになります。
猫に避妊手術を受けさせる予定がなかった飼い主の方も、この鳴き声で参ってしまって「やっぱり手術を受けよう」と決断されることも少なからずあります。

避妊手術の方法

避妊手術とは、獣医学的には「卵巣子宮摘出術」もしくは「卵巣摘出術」のことを指します。
お腹をあける手術になりますので、全身麻酔が必要になります。
当然どちらも繁殖を防ぐ、発情を起こさせないという目的は達成されるわけですが、どちらの手術の方式なのかは動物病院の方針によって決められていることがほとんどです。

避妊手術の前には

避妊手術前に血液検査やレントゲン検査といった麻酔前検査を行うかどうかは、動物病院の方針や飼い主の方の希望で決定します。
高齢の猫に全身麻酔をかける場合、麻酔をかけても大丈夫な状態かどうかを判断するために血液検査やレントゲン検査は必須になりますが、避妊手術は元気で若い健康な猫に行われること、手術前の検査費用だけで手術代金くらいかかってしまうため、麻酔前検査を省かれることも少なくありません。

避妊手術の後には

避妊手術が無事に終了したら、日帰りもしくは1泊程度の入院で帰宅となることが多いです。
また手術後には化膿止めとして抗生物質の薬を処方されたり、傷口をなめないようにエリザベスカラーを使用するよう指示されたり、抜糸の必要性の有無について説明されます。
この辺りは動物病院によって方針が様々なので、気になる方は手術の相談の時にでも遠慮無く質問されておくとよいでしょう。

抜糸など避妊手術後の猫のケアに関するよくある疑問

避妊手術を終えたばかりの猫に関して、動物病院に多く寄せられる質問をピックアップして解説したいと思います。

抜糸まではどのくらい時間を空けなくてはいけないの?

一般的には手術日もしくは退院後5〜7日程度に設定している動物病院が多いかと思います。
糸が長くついていても特に問題はありませんので、飼い主の方の都合で抜糸できる日が遅くなってしまっても大丈夫です。
ただ、あまり早いタイミングで抜糸を行うと傷口が開いてしまうことがあるため、前倒しが可能かどうかは獣医師の判断が必要になるでしょう。

病院によって抜糸しないこともあるのはなぜ?

やや専門的な話になってしまいますが、皮膚の縫合の仕方にはいくつかバリエーションがあります。
ひとつには“皮内縫合”と言って皮膚の中を溶ける糸(吸収糸といいます)で縫って、皮膚の上には糸を出さない方法があります。
もうひとつは、皮膚の下を溶ける糸で縫う“皮下縫合”の後、皮膚を溶けない糸で縫う“皮膚縫合”を組み合わせて行う方法です。
前者の場合抜糸の必要がありませんが、後者の場合は溶けない糸を使っていますので必ず抜糸を行います。
つまり、動物病院によって縫合の仕方に違いがあるため、抜糸があったりなかったりするというわけです。

避妊手術や抜糸の費用ってどのくらい?

避妊手術の費用は平成27年に日本獣医師会が調査した「診療料金実態調査」によると、卵巣摘出術でも卵巣子宮摘出術でも避妊手術代は「2万円前後」であったという結果が出ており、費用の高い動物病院でも4万円未満となっています。
ただし、この費用の中に入院費やエリザベスカラー、術後の処方薬などが含まれていない可能性があり退院時の請求はこの金額以上になるものと心積もりしておいた方がいいでしょう。
もし詳細な金額をお知りになりたい方はかかりつけの動物病院に確認するようにしましょう。
また同調査によると、抜糸にかかる費用は、「600円前後」という結果が出ていますが、無料という動物病院が3割程度、1000〜2000円という動物病院が1割程度あります。
無料という動物病院はおそらく再診料に抜糸代金を含んでいるものと推察します。

猫がお腹の傷口を舐めようとする!どうしたらいい?

なぜ手術したばかりのお腹を舐めようとするのかというと、もちろん傷が疼くからというのもあるかと思いますが、付いている糸に違和感を感じたり、傷を覆うようにテープを貼られている場合は皮膚がテープ負けしてしまっている可能性があります。
また手術時に使用した患部の消毒薬の臭いが気になっていることもあります。
手術直後はまだ傷口が完全に塞がっていないため、多くの病院でエリザベスカラーを処方されますが、エリザベスカラーをしていても猫は体が柔らかいので、どうにかして傷口を舐めようとしてしまうこともよくあります。
そのような場合は動物病院に相談してエリザベスカラーの大きいものに替えてもらうのもいいですし、テープ負けなどがないか心配なら一度診察してもらってもよいでしょう。

猫が自分で糸をとってしまったけど、どうしたらいい?

動物病院では「猫がエリザベスカラーをしても口が届いて少し舐めてしまった」、「エリザベスカラーを自力ではずしてしまったので、少し糸がはずれかかってしまった」などのトラブルは想定の範囲内なので、多少のことでは傷が開かないように縫っていることが多いと思います。
ですので、何本かある糸のうちの1本程度がとれてしまったからといってすぐに動物病院に行かねばならないということはありません。
もちろん傷から大きな出血もしくはダラダラとした出血があったり、皮膚が開いて赤いところが見えるということであれば、かかりつけの動物病院に相談するようにしましょう。

飼い主が抜糸してもいいものなの?

傷口の状態によっては抜糸を延期することもありますので、自己判断で抜糸することはおすすめしません。
また下手に切ってしまうと、皮膚の下に糸が残ったままになってしまいますので、ちゃんと動物病院で抜いてもらうようにしましょう。

抜糸後に傷口から出血していた!どうしたらいい?

糸のついていた穴から少し血がにじんでいて、ティッシュで拭いて止まるような出血であれば、心配はありません。
もちろん傷口自体からジワジワとした出血が続くようであれば動物病院を受診した方がいいでしょう。

さいごに

避妊手術を受けた猫は代謝が落ちるため、手術前と同じような食事内容だと、どんどん太ってしまいます。
肥満は様々な病気のリスクを上昇させますので、手術後の体重管理もきちんと行っていきましょう。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

獣医師が猫の避妊手術を徹底解説。時期はいつするの?費用は?

獣医師が猫の避妊手術後を徹底解説。性格は変化は?発情はする?





愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

「愛猫の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

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