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猫のマーキングやスプレー行為をやめさせる方法はある?対策は?

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猫がマーキングやスプレー行為をするのは、自分の縄張りを主張したいからだというのはよく知られていますが、実は他にも原因があります。
また、厳密には「マーキング」と「スプレー」は違います。
室内で猫と一緒に暮らす以上、匂いのきつい「スプレー」は我慢できるレベルではありません。
筆者も、愛猫を自宅に迎え入れてから、何度も布団に排尿され、仕事から帰宅して、げんなりしながら洗濯をしていたので、我慢してあげてとは口が裂けても言えません。
まず、どうしてこのような行為をするのか、マーキングとスプレーの違い、対策について解説していきたいと思います。
我が家の猫に効果的だった方法もご紹介しますね。

マーキングとは

マーキングは尿や糞、唇の両側 (口周囲腺)などを使って行います。
自分の匂いをつけることで、その周辺は自分の縄張りだと主張して、他の猫への侵入を防ぐ働きがあります。
猫がマーキングするのは自分の身の安全を確保するために、重要な行動です。
生後3ヶ月頃から始まると言われています。
具体的には、柱やソファーなど、いたる所で体をこすりつけて自分の匂いを移したり、尿をまき散らす「スプレー」行動などを行います。
あまり知られていませんが、爪とぎもマーキングの一種です。
猫は目的によって複数のマーキング方法を使いわけます。
問題となるのはこの「スプレー」行動です。

スプレーとは

猫が尻尾をピンっと立て、壁や柱、家具などの垂直面に少量の尿を吹きかける行為はマーキングの中でもスプレーといいます。
通常の排尿と異なり、スプレーのように放射状、霧状に飛ばすため、「スプレー」と呼ばれます。
通常のトイレ後でするような砂をかけるような仕草はしません。
オス猫で姓成熟を迎える8ヶ月頃から、メス猫で5ヶ月頃からが目安です。
主に、家の玄関や部屋の入口、窓枠の近く、通路などが多く見られます。
スプレーした尿には、腺分泌物が混じり、性別やホルモン状態、年齢などの情報が含まれていて、独特で強烈な匂いを発し、尿とは異なるものです。
スプレーをする猫はオスの場合が多く、自分の存在や力を周囲に知らしめるための行動として行います。
権力の象徴と言えるので、メスではあまりスプレー行動は見られません。
メスがスプレー行動する場合は、強いストレスや危機感を感じていると思われます。

マーキングとスプレーの違いとは?

スプレーは、濃い尿を噴射して強い匂いをつけることをいいます。
これに対してマーキングは、爪とぎや頭スリスリなどでわずかな匂いをつけることをいいます。
しかし、広義ではスプレーもマーキングの一種ですので、同じ意味で使用されることも多々あります。
どちらも自分の存在を示したり縄張りを主張するための行為ですが、より強烈なアピール方法が「スプレー行為」なのです。
家具や人の足に顔をこすりつけるマーキング行為は猫がリラックスしているときに行います。
また、自分のなわばりでもあるので、常にニオイをつけて安心できる場所に行います。
この場合は、ほほやあごにある分泌腺から出るニオイをこすりつけています。
気分が盛り上がっているときには、元気な自分を示すかのように爪とぎのマーキングをします。
このときに肉球から元気を示すフェロモンが出ています。
急に思い立ったかのように飛んできて、カーペットや布、壁でバリバリやっているのがこれです。
スプレー行動は、自分のなわばりを主張する意思表示、あるいは情報伝達、発情中のメスを引きつけるためのオスの性行動のひとつとも解釈されていますが、生活環境に不満があってしている場合もあるので、本能だから仕方ないとあきらめるのではなく、猫が何を訴えているのか注意してみてあげる必要があります。

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なぜマーキングをするのか

防衛・威嚇行動

猫は、単独で狩りをする肉食動物であったため、自らのテリトリー守る必要がありました。
尿、便、皮脂腺からの分泌物などによる臭覚マーキングや、爪とぎ跡などの視覚マーキングを用いて自分のテリトリーを示していました。
また、その逆で、他の猫のマーキングを見ると、その場所への侵入を避けるという行動をとります。
マーキングが薄れると同じ場所にマーキングをし直します。
室内の猫では多頭飼育の場合に、他猫への威嚇、または、庭などに野良猫や他の猫が入ってきたときなどにスプレー行為をすることが多いです。

性的行動

これは去勢手術をしていないオス猫に見られる行動です。
分泌物に含まれるフェロモンにより、求愛行動や性行動などのアピールやコミュニケーションを図ります。
ほとんどの場合は去勢手術すれば収まります。
まれに、去勢手術をしても、若い猫は3歳くらいまで春先になるとスプレー行動をしますが、時期がたてば収まることが多いです。
去勢手術のタイミングが遅いと、スプレー行動が継続してしまう猫もいます。
猫のフェロモンは人間にはにおわず、猫同士だけで嗅ぎ取ることができる物質です。

ストレスを感じている

突然猫がマーキングし始める場合は、ストレスを感じているという原因が一番多いです。
分かりやすいところでいうと、新入りの猫が入った、引っ越しをした、などの生活環境が大きく一変するようなことが大きなストレスとなります。
また、多頭飼育の場合は特にストレスがかかりやすいです。
窓越しや庭先に野良猫が出るようになったなど、他の猫の存在を感じると、自分の縄張りを示そうとマーキングをし始めることがあります。
また、飼い主の行動や接し方によってもストレスを抱えることもあります。
この不安や葛藤を解消するために、マーキングをすることがあります。

トイレ事情が悪い

トイレが汚かったり、場所が気に入らないとスプレー行動をする場合があります。

スプレーをやめさせる方法

野良猫を拾った場合や、成猫を人から譲り受けた場合など、家に来てすぐにマーキングすることがあります。
これはある意味猫にとって当たり前で、正常な行動です。
知らない場所に来たわけですから、まずは自分の匂いを振りまいて「ここは自分の家だよ!」と主張しなければいけないからです。
何度かマーキングをして満足すれば、猫は通常きれい好きですので、徐々にトイレで排尿してくれるようになります。

去勢・避妊手術をする

スプレー行為をやめさせる最も効果的な方法は、オス猫が成熟する前に去勢手術を受けさせることです。
去勢手術をしたオスの90%、避妊手術をしたメスの95%でマーキングの解消、または回数が減少します。
しかし、一度でもスプレー行為をした猫に去勢手術を受けさせた場合は、完全に防ぐことは難しい場合もあるといわれています。
スプレー行為は発情期になると覚える猫が多いので、生後5ヶ月をすぎたあたりから注意しておき、スプレーを覚える前に去勢するのがオススメです。
猫はだいたい生後6か月ほどで性成熟しますので、遅くても1歳までに手術するのが良いでしょう。

ストレスや不安に感じている原因を取り除く

マーキングが始まったきっかけになるような出来事や物などがわかれば、それを排除するように心がけます。
室内から野良猫などが見えないように工夫したり、庭に入ってこれないように対策するなどです。
自分の縄張りは安全だと感じさせることが大切です。
あまりに落ち着かない様子なら、猫が過ごす部屋を1部屋に限定して、その部屋に清潔なトイレと寝床を確保して、隔離してあげます。
人間もその部屋にいるようにして、「怖いものは何もないよ、ずっとそばにいるよ」と頭をなでてあげましょう。
スペースが限定されることで猫は安心感をもたらします。

マーキングをした場所は徹底的に掃除をする

猫は自分でマーキングをした臭いをかぐと、つられてまたマーキングをしようとしますので、猫がマーキングした場所は完全に消臭して、臭いや汚れをふき取りましょう。
動物専用の消臭剤・酵素洗剤などを使って、匂いを残さないようにします。
特に尿に含まれるコーキシンと言う成分の臭いは、拭くくらいではいつまでも残ってしまいますのでこの臭いを元から断たなくてはダメです。
一般的な消臭剤では余り効果が有りません。
スプレーされた場所を中性洗剤でよく拭き取り、アルコール、ペット用の消臭剤でニオイをよく消します。
それでもニオイが残った場合、可能な場所であれば熱湯をかけます。
尿のニオイ成分は、熱湯によってほぼ分解されるからです。
熱湯がかけられない場所の場合は、薄めた漂白剤で拭くのもおすすめです。
その場合は、最期にしっかり水拭きしてください。
また、消臭効果の強い猫用のバイオのにおい消しもおすすめです。

参考商品

☆猫ピタ

フローリング、壁、カーテン、トイレなどの猫のおしっこやスプレーの臭いを消せるバイオ消臭剤です。
成分は、有用微生物群、黒糖、たんぱく質、植物抽出液、消泡剤(0.01%。食品添加物として認可)、水で、猫にも安心して使用できます。

☆犬、猫専用消臭剤 Change

酵素消臭剤Changeは1度のスプレーで2度の消臭を行います。
1度目の消臭は「マスキング効果」を利用した消臭です。
この「マスキング効果」は臭いを瞬時に包み込む機能があり、酵素の働きにより生成される生理活性物質により、ニオイの物質を包み込みます。
2度目は、「キレート作用」を利用した消臭です。
酵素と善玉菌の働きにより、有機酸、抗酸化物質を生成し、ニオイの原因物質を無臭のものに変化させます。
そして、善玉菌の長期的な働きで悪臭の源を浄化し消臭します。

☆バイオミックス

納豆菌バチルスを使った、環境浄化を目的とした商品です。
バイオミックスは分解、消臭に抜群の能力をもったバチルス種の菌が選別されています。
バチルス菌が悪臭の元を食べて強い消臭効果を持ち、化学成分不使用で、自然由来の成分だからペットがいる家庭でも安心して使えます。
バチルス菌は悪臭やカビ臭には強い効果を生みますが、人間、動物、鳥といった脊椎動物には全く無害です。
人やペットに心配な化学成分ははいっていませんのでペットにかかっても大丈夫です。
粉のままでも、水に溶いてスプレーしても使用できます。

マーキング場所に近づけないようにする

物理的にマーキングする場所に行けないようにします。
また、マーキング場所に食事を置くという方法も効果があります。
猫はきれい好きなので、自分のトイレや食事場所ではスプレー行為をしません。
猫が近づくと音が出たり、驚くような仕掛けをするのもひとつです。

家の中の猫の行動範囲を広げてあげる

縄張り欲が満たされてスプレー行為をしなくなることもあります。
今まで猫には開放していなかったエリアにキャットタワーやベッドを置いて、縄張りを広げてあげましょう。

トイレ環境を改善する

多頭飼いの場合は、猫1匹に対して1個のトイレを用意してあげるのが確実です。
可能であれば猫の数プラス1個あるとなお良いでしょう。
トイレを常に清潔に保つことで、快適に使えるようにしてあげます。
尿スプレーをする場所が決まっていれば、その近くにトイレを置いてあげるのも意外と効果的です。
猫はきれい好きなので、自分のトイレや食事場所ではスプレー行為をしません。
当然、トイレはこまめに掃除して、出来る限り清潔に保つのが一番です。

忌避剤(きひざい)を使用する

スプレーされたくない場所には忌避剤(きひざい)という猫よけを使用します。

☆犬猫まわれ右スプレー

猫が嫌がる柑橘系のニオイと、刺激成分(ペッパーオイル)などが配合されています。
猫や人間の体に害があるものではありませんが、猫にとってはストレスとなりその場に立ち寄ってこなくなるという効果があります。
これをスプレーする場所に吹きかけます。
繰り返してマーキングする場所を少なくしていき、トイレ以外の場所ではできなくさせるという強制作戦です。
トイレでしかできないとなると、トイレで排尿してくれるようになります。
ただ、嗅覚の鋭い猫にとって、この方法は非常にストレスを与えてしまう可能性があり、特発性膀胱炎などほかの病気を発症してしまう可能性がありますので、他の方法を試してもどうしても改善しないという時のみ最終手段として使用してください。

アルミホイルやビニールで対策する

猫は肉球に不快感を覚えるものを嫌う傾向にあります。
アルミホイルはヒヤっとしており、自然界には無いガサガサした感覚があり、普段体験しない感覚なので猫が嫌がります。
アルミホイルを歩くと金属的な音がします。
アルミホイル同士がこすれると黒板を爪で引っかいたような高音域を発生します。
これにより猫に不快感を与えることができます。
方法は簡単で、猫がスプレーをする場所を特定し、その下にアルミホイルを敷くだけです。
アルミホイルは少し大きめに敷きましょう。
ブロック塀など、壁際にマーキングされる場合は壁に沿う形に折り曲げて敷きます。
猫が踏んでアルミホイルが移動する恐れがあるので、レンガや石で重みをつけましょう。

猫がマーキングをした際の飼い主の対処について

猫を叱らない

猫がスプレーをするときのきっかけは、不安な気持ちの表れのことがあります。
不安なときに飼い主から叱られると、猫はますます不安を感じてしまい、スプレーの頻度を増やしてしまうことがありますので、叱らないようにしてあげてください。

マーキング行為は無視する

もし、スプレーをしているところを発見しても大きな声を出したりやめさせようとしたりして構ってしまうと、逆にそのスプレー行動を強化してしまうことになります。
一切無視して、猫がその場からいなくなったら黙って掃除しましょう。

マーキングに対する薬物療法

去勢手術しても、トイレを綺麗にしても、いっぱいかまってあげても、とにかく何をしてもマーキングをしてしまう場合、猫と一緒に生活することが困難になってしまいます。
人にもストレスがたまってしまいますので、他の対策として、抗うつ薬や抗不安薬などの投与や、サプリメントなどで、猫の恐怖や不安を取り除いてあげる薬物療法が推奨されますので、獣医師に相談してみてください。

さいごに

我が家の猫はメス猫ですが、野良猫だった影響か、家に迎え入れてから布団にマーキングの為におしっこをするという行為を繰り返していました。
家に慣れた後もその癖は抜けず、ちょっと油断すると布団におしっこをされ、げんなりしたのを覚えています。
私の場合は、そうそう何回も布団を交換はできないので、布団は毎日クローゼットにしまい、ベットマットの上にはマットを覆えるサイズのブルーシートを敷きました。
足の裏の感触が嫌で、布団にしなくなりました。
たまに、朝バタバタしていて忘れると決まっておしっこされていましたが…。
もし、可能であればマーキングされたものは捨ててしまうのが一番ですが、マーキングのニオイがこびりついていても、ビニールシートの効果でマーキングできなくなっていたことを考えると、ブルーシート効果は絶大です。
また、スプレーの際の尿は少量ですが、しゃがんで少しだけする場合はスプレーではなく頻尿です。
病気やストレスの場合がありますので動物病院で診察を受けましょう。
尿スプレーは猫にとって当たり前の行動ではありますが、猫のマーキング行為は室内で一緒に生活している飼い主さんにとっては非常に深刻な問題です。
大変だとは思いますが、いくら対策をしても高齢になるまでずっとマーキングをし続ける猫は見たことがないので、焦らずじっくりと向き合って、改善されていくように頑張りましょう。





愛猫のために知ってほしいこと


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