中毒

猫にアロマは危険!リラックスには使えないって知っていましたか?

投稿日:

 

アロマを使うととてもリラックスします。
アロマディフューザーなどアロマグッズも一家に一台はあるのではないでしょうか?
とっても良い香りで癒されますが、猫を飼っている場合は要注意です。
猫にアロマは危険って知っていましたか?
全く知らずにアロマを使用して、猫が辛い思いをしてしまう危険があります。
どうして危険なのか、どのような症状が出てしまうのかなど詳しく解説していきたいと思います。

アロマテラピーとは

アロマとは、ラテン語で「芳香、香り」、テラピーには、「治療、療法」という意味があり、このふたつを組み合わせて作った造語が、アロマテラピーです。
自然の植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれる成分を使って、香りと植物が持っている力で、心身を癒し、健康&美容に役立てていくというものです。
アロマテラピーは、いわゆる代替医療で、いわゆる西洋医学的な治療を行うときに、それだけでは得られないプラスの働きを補うために使われるものです。
日本でも、一部の医療機関などでは、早くからアロマテラピーを取り入れて、相乗効果を狙った治療を行っているところもありますが、日本ではやはり、家庭などで、リラックスしたり、美容目的、健康を保つための補助的な役割として使用していることが多いでしょう。
気分をリラックスさせたり、抗感染作用があったり、効果は精油によってさまざまです。

猫が精油を取り込むメカニズム

それでは猫が精油を取り込むメカニズムについて解説します。

嗅覚

嗅覚が精油の香りをキャッチすると、感情や本能に関係する「大脳辺縁系」を刺激し、そこから自律神経系やホルモン系、免疫系などを調整する「視床下部」などに情報が伝えられます。
アロマセラピーが理性でコントロールできない気持ちを整えるのは、このような生理的メカニズムに基づいているためです。

血管循環

呼吸によって成分を肺に取り込んだり、皮膚から吸収することで、血管に入り体内を循環します。
精油の分子構造はとても小さいので吸収しやすく、また、猫は人間より皮膚(表皮)が人間の半分以下の厚さしかないため、ほんの少しの成分でも、猫は体内に吸収してしまいやすいのです。
皮膚に塗った精油成分が5分後には血液から検出されたという報告もあります。

経口摂取

実際に猫がオイル自体をを舐めることはほぼないと思います。
しかし、猫は頻繁に舌で自分の毛づくろい(グルーミング)するため、毛に成分がついていたらすぐに体内に取り込まれてしまいます。

なぜ猫にはアロマが危険なのか

なぜ人間にとってプラスの効果をもたらすアロマセラピーが、猫にとって危険なのでしょうか。
それは、猫の体質に理由があります。
一番の理由は、猫の肝臓の機能が犬や人間の肝臓の機能と異なるからです。
肝臓の重要な働きのひとつに、解毒作用があります。
肝臓は体にとって有害な物質を無害な物質に変化させています。
猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつである「グルクロン酸抱合」がないことがわかっています。
本来ならグルクロン酸抱合で分解されるべき精油の一部の成分が解毒できず、体に溜まってしまい、悪影響を与えてしまうのです。
同様に、グルクロン酸抱合の能力が弱いとされるフェレットでも、精油の毒性がでやすいことが分かっています。

なぜ猫はグルクロン酸抱合ができないのでしょうか?

猫が人間や犬と一番異なる点は、完全肉食動物だということです。
猫科の動物は肉を摂食しないと生きていけない完全肉食動物です。
人間のベジタリアンの方のように野菜と穀物だけでは生きていけないのです。
犬も肉が大好きなので、肉食と勘違いされてしまいますが、肉を摂食しなくても生きていけるため、雑食動物に分類されています。
フェレットも完全肉食動物です。
野生の完全肉食動物は植物をあまり摂取しないため、肉食に合った肝機能が残り、グルクロン酸抱合など不必要な能力は退化したのだと考えられています。

アロマテラピーに使われる精油とはなにか

アロマテラピーに使用される精油(エッセンシャルオイル)とは、植物から抽出して製造されたものです。
植物から抽出された純度100%のものを精油と呼び、鎮静作用や免疫を活発にする作用、抗菌・抗ウィルス作用、虫よけ作用などがあります。
1mlの精油を製造するのにその100から1,000倍の量の植物が必要なため、種類によっては大変貴重で高価です。
100%天然植物由来の精油は安全なように感じますが、特殊な製造行程により極度に濃縮されているため、少量でも中毒を起こしやすく、人間でも誤って飲み込んでしまうと危険です。
さらに、精油の怖い所は蓄積性がある点です。
数年間もの間のアロマテラピーの影響が、ある日突然症状として現れる可能性があります。
精油はノミやダニの駆除薬やシャンプーなどに配合されていることがあるので、成分表示には注意してください。
猫専用ではない商品には十分注意しましょう。

特に危険性の高いアロマとは?

精油に含まれる成分はテルペンという名前で呼ばれる炭化水素です。
このテルペンには種類がたくさんありますが、要注意の精油と、比較的猫に使用しても大丈夫な精油があるとされています。
テルペンのうちでも、ケトン類、フェノール類、リモネン、ピネンを含むものは特にだめです。
柑橘系は特にこのケトン類とリモネンを多量に含みます。
猫は、特にかんきつ類に過敏で、精油・アロマオイルでいうとレモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモットなどです。
また、フェノール類やケトン類は、人間も過剰摂取に気を付けなければならない物質で、精油・アロマオイルだとオレガノ、クローブ、シナモン、タイム、バジル、カンファー、セージ、ヒソップ、スペアミント、キャラウェイなどです。

猫に安全なアロマはないのか?

精油の中には比較的毒性の少ない精油もあります。
また、精油の製造過程の副産物である芳香蒸留水(ハイドロゾル)であれば、猫に使用しても安全であるという意見もあります。
しかし、まだまだ精油を長期的に猫に使用した研究やデータが少なく、理論的に問題が無いと言われている精油でも、蓄積性の観点から、今後猫に対する毒性が出てくる可能性があります。
まだ猫と植物毒性に関して科学的に解明できていないことが多いのです。
つまり、現段階ではハイドロゾルのアロマをたくこともできれば避けたほうが良いと言うことができます。

アニマルアロマテラピーについて

アニマルアロマテラピーというセラピーがあります。
猫でもハイドロゾルを用いたアロマテラピーがあり、猫のストレス軽減や、皮膚病に対して行われています。
もし興味があるというのであれば、まずアニマルアロマテラピーに精通した獣医師に相談することから初めて下さい。
人間の真似をして自分で行うのは絶対に避けてください。

さいごに

リラックスや気分転換のためにアロマをたくことはもはや一般的に行われています。
かく言う私も、まだ知識がない時に、仕事から帰ってきたら、夜寝る前にアロマをたいていたことがあります。
今も一緒に生活をしている猫がすでにいましたが、うちの猫はアロマをたいた2.3日後に特発性膀胱炎になりました。
なんども苦しそうにトイレに行く姿は見ていてとても辛かったです。
思い当たる点はアロマでした。
幸い、肝臓など他には異常が出ませんでしたが、嗅覚の発達している猫にとってみれば、人間が良いにおいと感じるくらいのにおいでも、猫には強すぎてストレスになってしまうのでしょう。
人間でも香水を大量に振りかけた人が近くにいれば、吐きけがしたり頭が痛くなったりしますよね?
猫も基本的には強い香りを好みません。
猫は、特に柑橘系の香りを嫌います。
ラベンダー、シナモン、ローズマリー、タンジェリンや柑橘系のにおいなどは庭に撒く用の猫除けスプレーに含まれていることが多いです。
小さなことですが、食器用洗剤についても、猫の食器やトイレまたフローリングに使う洗剤は、柑橘系の匂いがするものは避けてあげると良いでしょう。
精油の全てが危険であると証明されているわけでもなく、アロマの危険性を否定する意見もあるのですが、猫は、精油を代謝できないだけではなく、ストレスにもなりますし、最悪の場合死に至ることもあります。
可能な限り使用を控えてあげましょう。
どうしても、リラックスしたいということであれば、お風呂に入浴剤を入れるなど他の方法を試してみてくださいね。





愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

「愛猫の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかってしまう場合もあります。

動物病院で治療すれば助かった命は実に多いです。

経済的な問題で愛猫の寿命を縮めないためにも愛猫が元気なうちにペット保険に加入することが大事になります。

でも「ペット保険っていうけど、どういう保険があるの?」という疑問も出てくるかと思います。

ペット保険の加入に迷った場合には、ペット保険の一括資料請求がおすすめです。

複数のペット保険の資料を比較することで「あなたと愛猫にとって一番ベストの保険が分かる」というメリットもあります。

利用は無料です。詳しくはこちらをご覧ください。

>>>ペット保険の一括資料請求を試しに見てみる(無料)<<<






-中毒
-, ,

Copyright© 猫の病気対策マニュアル , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.