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猫の尻尾が骨折?症状や原因は?治療方法や費用についてまとめ

投稿日:2017年4月22日 更新日:

 

「猫の尻尾を踏んじゃった!骨折したかも!」

「猫の尻尾を触ると痛がって、暴れる」

「猫の尻尾が動かないみたいだけど、骨折してるのかな」

このように猫の尻尾についてお悩みではありませんか?

長く伸びた猫の尻尾は、思わぬ事故で衝撃を受けやすく骨折することもあります。

今回は、猫の尻尾の骨折についてその症状や原因、治療法について解説します。

猫の尻尾について

まず、猫の尻尾の役割や構造はどうなっているのでしょうか。

猫の尻尾の役割

体のバランスを保つ

ジャンプをする時には尻尾を回していたり、飛び降りる時には高く上げるなど、高いところへの上り下り、狭い場所や複雑に入り組んだ道などを通る際に尻尾を上下左右に動かしながらバランスをとっています。

感情を表現する

猫の感情は尻尾の動きによく表われます。
尻尾をピンと立てているのは猫同士の挨拶であったり、甘えているサインです。
尻尾を膨らませるのは怒りや威嚇のサインで、尻尾の毛を逆立てて大きく見せようとしていると考えられています。
また、尻尾を股の間に挟むように下げている時には、恐怖や敗北を表わしています。
尻尾を左右に大きく振ったり、床にパシパシと打ち付けている時には、猫がイライラしていたり、落ち着かないサインので、なるべく近づかずにリラックスさせてあげましょう。

マーキング

猫の尻尾には臭腺と呼ばれるそれぞれの猫固有のにおいが分泌される部位があります。
これを猫が自分のテリトリー(縄張り)やお気に入りのものや人に付けて、安心感を得ているようです。

保温

寒くなると猫は体を丸め、長い尻尾を体に巻き付けて、体を温めます。

猫の尻尾の骨格

猫の尻尾は尾椎(びつい)といわれる短い骨がいくつも連なって構成されています。
猫の尻尾の長さはこの尾椎の数によるもので、猫の体の中で最も個体差のある部分です。
尻尾の長い猫の尾椎は20個前後、マンクスなど尻尾の短い猫では4個程度の尾椎があります。
また、「カギしっぽ」と呼ばれる尻尾の途中が折れたような尻尾を持つ猫もいて、この場合、骨が折れているのではなく尾椎自体がいびつに曲がっています。

猫の尻尾の筋肉

滑らかに動く猫の尻尾は、尾椎を取り囲むように6種類の筋肉で構成されています。

内背側仙尾筋(ないはいそくせんびきん)

左右の内背側仙尾筋を同時に収縮させることで、尻尾は真上にあがります。
また、左右のどちらかを収縮させることで、斜め上にあがります。

外背側仙尾筋(がいはいそくせんびきん)

内背側仙尾筋と尾横突間筋を補助しています。

内腹側仙尾筋(ないふくそくせんびきん)

外腹側仙尾筋と直腸尾筋の補助しています。

外腹側仙尾筋(がいふくそくせんびきん)

左右の外腹側仙尾筋を同時に収縮させることで、尻尾が下に下がります。
また、左右のどちらかを収縮させることで、斜め下に下がります。

尾横突間筋(びおうとつかんきん)

尻尾を構成する複数の尾椎それぞれに付着している小さな筋肉で、収縮すると尻尾は横方向に曲がります。

直腸尾筋(ちょくちょうびきん)

左右の直腸尾筋を同時に収縮させることで、尻尾を下に下ろして股の間に引き込みます。

猫の尻尾の神経

尾椎の中には、尾骨神経が通っていて、尻尾の付け根である第1~8の尾椎から分岐して尻尾全体に分布しています。
猫はこの尾骨神経を介して尻尾に触れられたことや、踏まれたことを感じています。
猫の腰から尻尾の付け根には、排泄や歩行など生きていくために重要な「骨盤神経」、「陰部神経」、「下腹神経」、「坐骨神経」などの神経が集まっていて、尾骨神経と部分的につながっています。

猫の尻尾の骨折

骨折とは

骨折とは、骨が折れ曲がったり亀裂が生じて、骨の連続性が完全あるいは部分的に破られた状態のことを言います。
その折れ方によって、横骨折、らせん骨折、斜骨折、粉砕骨折、裂離骨折、若木骨折、複雑骨折などに分類されます。
猫の骨折は、交通事故や高いところからの落下など大きな外傷を伴って起こることが多く、骨盤、後肢の大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)の骨折がよくみられます。

原因

猫の尻尾が骨折する原因は、日常生活のあちこちに潜んでいます。

高いところからの落下

猫は「立ち直り反射」という能力があり、高いところからの着地が得意な動物ですが、あまりにも高い場所からの落下や落下途中にどこかに衝突したりすると、お尻から落ちてしまい尻尾を地面に打ち付けることもあります。

交通事故

外に出る猫は交通事故の危険性が常にあります。
走っている車のタイヤに尻尾を踏まれたり、巻き込まれてしまうこともあります。

ドアに尻尾を挟まれる

自宅でドアを勢いよく閉めた時に、近くにいた猫の尻尾を挟んでしまう事故もよくあります。
ドアに少し隙間が空くように、ドアストッパーなどを付けておくといいでしょう。

人に尻尾を踏まれる

猫は気配を消して、いつの間にかそろりと近づいてきたり、布団や洗濯物の中など思わぬ場所でくつろいでることもありますよね。
そんな時、飼い主が足元にいる猫に気付かずに、猫の尻尾を踏んでしまうケースもよくあります。

尻尾を引っ張られる

特に、まだ動物の扱いに慣れていない幼児が、ぬいぐるみと同じように猫の尻尾をつかんで引っ張ったり、持ち上げたりしてしまいます。

症状

骨折の部位によっては尾骨神経を介して、骨盤神経、陰部神経、下腹神経、坐骨神経など周囲の神経障害が生じ、排尿や排便がコントロールできなくなったり、後ろ足がうまく動かなくなったりします。
前述のとおり、尾骨神経は1~8個目までの尾椎の脇から伸びているため、尻尾の付け根に近い部位の骨折では、神経障害の可能性を考慮しなくてはいけません。
以下のような症状がみられたら、尻尾が骨折している可能性がありますので、動物病院を受診しましょう。

・尻尾が曲がっている

・尻尾を触ると痛がる

・尻尾が動かず、触っても反応しない

・自力で排尿できずに、お腹(膀胱)が張っている

・自力で排便できない、または便を垂れ流す

・元気や食欲がない

治療

患部の固定

骨折が生じると、基本的には包帯やギプスなどで患部を固定しますが、尻尾はよく動かす部位であること、排尿・排便時に汚れやすいこと、猫が嫌がることなどから、骨折が治癒するまで固定するのは非常に難しい部位です。
骨折している部位と外傷の程度によって、固定や外傷の保護は検討されます。

排尿、排便の補助

自力での排尿、排便ができなくなった場合には、下腹部から膀胱を圧迫して排尿の補助をしたり、尿道にカテーテルを挿入して尿を出させます。
また、直腸を圧迫して排便を促したり、便を軟らかくする薬を使って排便しやすくすることもあります。

尻尾の切断(断尾)

猫が自力で尻尾を挙げることができない場合には、尻尾を切断を検討することもあります。
理由としては、尻尾が排尿・排便の妨げになり不衛生になる、感覚がないために外傷や骨折を生じやすくなるといったことを予防するためです。
ただ、失った尻尾の感覚は数か月以内に戻ることもあるため、慎重な判断が必要です。
断尾手術の費用としては、平均2万円前後であるようですが、10万円以上と回答している場合もあり動物病院によって非常に幅があります。
これには、レントゲン検査や術前の血液検査、数日間の入院費などを含んでいるかどうかによっても費用は変わりますので、かかりつけの病院に直接確認してください。

さいごに

猫の尻尾の骨折は、部位によっては重要な神経障害を起こしかねないことをお分かりいただけましたでしょうか。
昔から日本には遺伝的に尻尾の短い猫が多いとされていましたが、最近は尻尾の長い純血種の猫も多いですよね。
猫を外出させない、飼い主が移動するときには足元を確認するなど、事故を未然に防ぐようにしてあげてくださいね。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

猫の骨折の症状や治療法や費用は?放置すると自然治癒したりするの?





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