皮膚の病気

猫のノミ駆除はどうするの?薬は何を使うの?費用はどのくらいかかる?

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「拾った猫がノミだらけ!どうやってノミ駆除したらいいの?」

「市販のノミ取り首輪をしているけど、猫にノミがいた!どんな薬を使ったらいいの?」

「動物病院でノミ取りの薬を買うとしたらいくらくらいかかるのかしら?」

猫のノミに関してこのような疑問はありませんか?

ノミは猫の外部寄生虫として非常に一般的で、室外に出る猫の多くがノミに感染しています。
猫にノミが寄生していても無症状であること多いですが、一方で酷い皮膚炎を引き起こしたり、サナダムシを媒介することもあります。
特に迷い猫を飼い始めたという方にはぜひ知っていただきたい病気の一つですので、今回は「猫のノミ駆除」にスポットを当てて、ノミが寄生することによる問題やノミ駆除の方法など詳しく解説していきたいと思います。

猫のノミ寄生について詳しく解説!

野外で生活していた猫にとっては決して珍しくないノミの寄生。
まずはノミとはどんな寄生虫なのか、ノミに感染した場合の猫の症状、ノミに感染しているかどうかの見極め方について解説したいと思います。

猫に寄生しているノミの種類とその生体

犬猫に寄生するノミには“ネコノミ”と“イヌノミ”がありますが、日本では犬猫ともにネコノミの寄生率が高いことが知られています。
ノミは宿主としている猫の血液を吸うことで生活しており、一度ノミの成虫が寄生すると宿主を離れることなく吸血し、産卵を繰り返します。
産み落とされた卵は猫の体から環境中へと落下し、幼虫→さなぎ→成虫と発育していきます(完全変態という)。
そのためノミが一度寄生すると猫の行動する広い範囲に卵や幼虫、さなぎがばらまかれることになり環境が汚染されてしまいます。

ノミが寄生しているかどうかの見分け方とは?

猫にノミが寄生しているかどうかを確認するポイントは2つあります。

ノミ自体を見つける

寄生しているノミが多いとノミ自体を見つけられることが場合があります。
ただノミはすばやく移動したり毛に隠れてしまうため寄生しているノミの数が少ない場合はなかなか見つからないこともあります。
なお、卵や幼虫、サナギなどを肉眼で探すのは困難です。

ノミの“フン”を見つける

もし、ノミが見つからなくても「ノミのフン」を検出することでノミの存在を疑うことができます。
ノミのフンの見た目は黒っぽい砂のようで、背中の毛に絡んでいたり、猫がよく寝ている布団などに落ちていることが多いです。
これが単なる砂などのゴミなのかノミフンなのか悩まれる方も多いのですが、見分け方は簡単です。
ティッシュなどの白い紙の上にこの黒い物体を水で濡らした時に赤いシミができるようならノミのフンです(ノミは猫の血液を吸って便を出すため)。
これが認められればノミの成虫が見つからなくても駆虫を行う必要があります。

ノミに寄生するとどんな症状がでる?

ノミが寄生して引き起こされる症状は、単にノミに刺されることによる痒みだけではありません。
“ノミアレルギー性皮膚炎”を引き起こしたり“瓜実条虫”という消化管に寄生する寄生虫に感染する可能性があります。

ノミアレルギー性皮膚炎

ノミに刺されると猫の体内にノミの唾液が入り、これがアレルゲンとなって炎症が引き起こされる病気を“ノミアレルギー性皮膚炎”と言います。
ノミアレルギー性皮膚炎は、少数のノミ寄生でも症状が強くでることがあり、「ノミが見つけられない=ノミアレルギー性皮膚炎ではない」とは言い切れないので注意が必要です。
猫のノミアレルギー性皮膚炎には様々なパターンがあります。
典型的な例としては、激しい痒みから過剰に毛づくろいをして脱毛したり、フケが多くなったり、背中に“粟粒性皮膚炎”と呼ばれるブツブツとした細かいカサブタができたりします。
一方で、粟粒性皮膚炎が認められず“好酸球性プラーク”と呼ばれる赤い発疹がみられたり、逆に明らかな皮膚炎はなく症状が脱毛のみというケースもあります。

瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)の寄生

瓜実条虫とは消化管に寄生する、いわゆるサナダムシの一つです。
ノミ成虫の体内には瓜実条虫の幼虫が寄生していることがあり、毛づくろいの際に猫が口からノミを取り込んでしまうと消化管内でこの瓜実条虫が成虫へと成長し猫に寄生してしまいます。
もし猫に瓜実条虫の成虫が寄生しても下痢などの消化器症状は見られないことがほとんどですが、条虫の一部(片節という)が切り離され肛門から排泄される際に猫がお尻を気にしたりすることがあります。
ただ猫自体が無症状であっても飼い主の方が特徴的な片節を見つけて動物病院へ来院されることが多いです。
飼い主の方の多くは「猫の肛門周囲に米粒状の虫が動いていた」「猫の寝床にひからびた米粒状のゴミが落ちている」と訴えられます。
瓜実条虫自体は駆虫薬で簡単に治療することができますが、ノミの寄生から解放されないと再感染してしまうので、当然のことながらノミの駆除は必須になります。

猫にノミがいた!効果的な駆除の方法を徹底解説

猫のノミを見つけたらどうやって駆除したらいいのでしょうか?
効果的な駆除方法について解説していきましょう。

効果が確実な動物用医薬品を使用しよう!

ノミの駆除で一番確実な方法が動物用医薬品を使用することです。
ノミ駆除ができる成分にはいくつか種類があり、同じ成分名でも製造している製薬会社によって商品名が異なります。
ここでは動物病院でよく使用される代表的な3つの薬剤を挙げてご説明したいと思います。

フィプロニル(商品名:フロントラインプラスなど)

フロントラインに代表されるフィプロニル製剤はノミおよびマダニの駆除および予防薬として非常に有名な商品です。
フロントラインにはいくつか製品があり、フロントラインプラスにはフィプロニルに加え、卵を殺す効果のある薬剤も含まれているため効率よくノミ駆除ができるようになっています。
なお、フロントラインプラスは8週齢以上の猫にしか使用できませんので、それ以下の週齢の子猫にはフロントラインスプレーを使用するようにします。
同じフィプロニル製剤には、別のメーカーよりマイフリーガードという商品も販売されています。

セラメクチン(商品名:レボリューション)

レボリューションはフロントラインと同様に、猫の背中(肩甲部)に滴下するタイプのスポットオン製剤で、猫ではノミ以外にも犬糸状虫(いわゆるフィラリア)、ミミヒゼンダニ、回虫の駆虫効果も認められています。
2つの規格があり猫の体重によって区別されていますが、6週齢未満の子猫には使用できません。
なお、フロントラインと異なり、マダニの予防および駆除薬としては認可されていません。

イミダクロプリド(商品名:アドバンテージ プラス)

フロントラインやレボリューションに比べあまり聞き慣れない薬剤かもしれませんが、こちらもノミとマダニの駆除および予防に有効な薬剤で、他の2剤と同様にスポットオンタイプの製品になります。
レボリューションと同様に、猫の体重によって2つの規格に分かれており、6週齢未満の子猫には使用できません。

ノミのフンをとるのはシャンプーが効果的

もし猫の体が沢山のノミフンで汚れているという場合は、シャンプーをしてあげるといいでしょう。

シャンプーのタイミングについて

よくスポットオン製剤の後にシャンプーしてはダメなのか?という悩まれる方も多いです。
実はシャンプーの推奨されるタイミングについては製品によって異なるため、使用する製品の添付文書をよく読んで確認する必要があります。
ただ一般的には、駆除薬を使用する前にシャンプーを済ませてよく乾かした状態にしてから薬剤を垂らした方がいいでしょう。

シャンプーの選び方

基本的には猫用のシャンプーであれば問題ありませんが、バイエル社から出ているヒノケアというシャンプーは洗浄力が強すぎず、様々な肌質の猫に安心して使用できます。
なお、市販されているノミ取りシャンプーではノミを駆除する効果は弱いですし、動物用医薬品を使用するならシャンプーには駆除効果は求める必要はないでしょう。

自宅のお掃除も忘れずに

前述したとおり、一旦猫がノミに感染すると、猫から卵や幼虫、さなぎが環境中にばらまかれ汚染されます。
猫にノミ駆除薬を使用しても環境が汚染されたままでは再感染を繰り返してしまうので、環境の正常化は重要です。
具体的な方法としては、猫がよく寝ている寝床を廃棄する、廃棄できないものは可能な限り洗濯する、こまめに掃除機をかけることなどを心がけることが大切です。
特に制約がなければ市販されているノミ駆除剤(バルサンなど)を使用するのもよいでしょう。

室外に出る猫は年中ノミ予防することが大切

ノミは蚊と違って年中野外に存在していますので、室外にでる習慣のある猫は季節を問わず定期的にフロントラインなどのノミ駆除薬を使用されることをおすすめします。
また拾った子猫を自宅で飼育する際は、一度動物病院を受診し、ノミだけでなく、ヒゼンダニや耳ダニなどの外部寄生虫や皮膚糸状菌などの感染症を発症していないか検査してもらうといいでしょう。

猫のノミ寄生に関してよくある疑問

猫のノミ寄生に関して多くの飼い主の方が抱かれる疑問をピックアップして解説したいと思います。

ノミ駆除の効果はどのくらいででるの?

実は動物用医薬品を使用した場合でも、たった1回の投与でノミを根絶することは困難です。
その理由としては、①動物用医薬品であるノミ駆除薬はあくまで猫に寄生しているノミに効果を発揮するものになるので、環境中のノミには効果がないということ、②前述したすべての薬剤に共通しているのがノミのサナギを殺す効果がないから、になります。
ですので、最低でも3回程度は駆除薬を使用する必要があります。
1回で目に見えてノミがいなくなったと実感した場合でも「環境中から再感染する可能性がある」ということを忘れないようにしましょう。

ノミは人間にうつるの?

筆者も経験がありますが、ノミは人間の血液も吸血し、刺された部位は強い痒みや発疹を引き起こします。
ですので、シャンプー時には使い捨てゴム手袋やエプロンの装備をし、私たち人間もノミ被害にあわないように注意を払いましょう。

ノミ取り首輪ではノミ駆除はできないの?

ホームセンターなどで手軽に購入できる市販薬(ノミ取り首輪、ノミ取りシャンプーなど)はあくまでも“動物用医薬部外品”です。
多少の予防的効果はあったとしてもノミ駆除する効果は弱いですので、前述のような猫用に開発された動物用医薬品を使用することをおすすめします。

ノミ取り櫛(くし)は買った方がいい?

ホームセンターなどでよく販売されているノミ取りくしを購入するべきかどうか悩んでいる方もいらっしゃるかも知れませんが、基本的には不要です。
動物病院でもこの櫛を使用することはあるのですが、黒い猫ではノミやノミフンが見つけにくいので、ノミ取り櫛で毛をといて毛の中に潜んでいるノミやノミフンあるかどうかを探す目的で使用しています。
もしノミ取り櫛でノミを見つけてもピョンとはねてどこかににげるだけですし、環境中や毛の中には卵やさなぎが沢山いるので櫛で物理的に取り除くという方法で根絶することは不可能ですし効率が悪すぎるのでおすすめ致しません。

新しく飼った猫にノミがいた!同居猫への対策は?

猫を多頭飼育している場合には今明らかなノミ感染がないとしても、環境中から感染する可能性が十分あります。
念のため予防薬を使用した方がいいでしょう。

ノミ駆除にかかる費用が知りたい

フロントラインなどの動物用医薬品は動物病院にて1本単位で購入することができます。
価格は猫の大きさ(子猫か成猫か)、選択する商品、動物病院によってバラつきがありますが、概して1本あたり1000〜1200円前後で売られていることが多いかと思います。
単なるノミの寄生だけであれば、治療費のトータルは5千円程度で済む計算になりますが、もしノミアレルギー性皮膚炎になってしまった場合や瓜実条虫に感染してしまった場合は追加の処方があるためもう少しコストはかかるでしょう。
詳細な金額をお知りになりたい方は、かかりつけの動物病院へ遠慮無くご相談していただくといいでしょう。

さいごに

ノミに感染したとしても適切に駆除すれば根絶することが可能です。
ただし、1回だけでは完全に駆虫することは難しく、ノミが見られなくなったからといって途中で投薬を止めてしまうと再感染する可能性がありますので、ご注意下さい。
また同居している動物やご自身へもノミの被害が広がらないようにくれぐれも気をつけましょう。
ちなみに、最近はインターネット通販でも手軽に動物用医薬品を購入することができるようになりましたが、製剤によっては猫の体重によって使用する規格が異なってくる場合もありますし、生後間もない子猫には使用できないものもありますのでご注意下さい。
またシャンプーをする場合は、添付文書をよく読んでから行うようにしましょうね。
もし、ご紹介した3つの薬剤のうちどの製剤が飼い猫に適しているのか迷われる方は、動物病院を受診するようにしましょう。





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