皮膚の症状

猫の肉球の色が変化する原因は何?病気のサインなの?

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ぷにぷにとした感触も、その見た目もとてもかわいい肉球は猫のチャームポイントの一つですが、猫にとって肉球はかわいいというだけでなく、非常に重要な役割を持っています。

その役割の中でも、体の異常が肉球の色に現れるというのはほとんど知られていません。

今回は、肉球の色によってどのような異常が体に現れているのか解説していきたいと思います。

肉球の役割

「肉球(にくきゅう)」、正式には「蹠球(しょきゅう)」は、主に猫目(食肉目)の動物の足の裏に見られる、盛り上がった毛のない部分の名称です。
獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す働きや、歩行時や木の上などから飛び降りる際の衝撃を緩和する役目があります。
猫の手根球のすぐ上にある2~3本の少し長い毛は、顔のヒゲと同様に歩行時に触覚器としての役割を持っています。
「肉球」は、赤ちゃんの頃にはごく柔らかくふにゃふにゃですが、自ら歩行するようになると徐々に固くなり、弾力が備わってきます。
成猫では厚さはミリもあります。
ほかの皮膚同様、表面は角質層で覆われていますが、その層は非常に厚く、いちばん外側は人の爪のような固いケラチンで覆われています。
そしてその下は、脂肪を多く含んだ弾性繊維が網目状に重なっており、神経や血管はこの脂肪の中にあるため、裸足でも地面の熱さや冷たさをあまり感じません。
また、猫は体に汗腺を持たず、唯一「肉球」の部分と鼻鏡でのみ汗をかきます。
これには常に「肉球」をしっとりとさせ、滑り止めとしての機能があるといわれています。

正常な肉球の色

肉球は、被毛で覆われてないので、色素の影響を受けやすく、見た目でもわかりやすいです。
基本的には被毛の色と比例して、白やグレーなどの猫の肉球は薄ピンク、黒や茶など濃い色の猫の肉球は茶色や黒などになります。
体毛のバリエーションも肉球に似ることが多く、2色の毛色をしている猫であれば、肉球も2色の色をしていることが多く、三毛猫の場合は肉球も三色のものを持っている傾向が多いようです。
加齢や大きくなるにしたがって病気でなくても色が変化することもあります。
メラニン色素も増加していきますので、加齢によってだんだん黒っぽくなることもあります。

肉球の色の変化

肉球の色の変化と原因について解説します。

色が赤い

外傷

肉球が赤くなった場合、一番に疑われるのは外傷です。
赤い原因は出血のこともありますし、肉球が裂けて内部が露出することで赤く見えている場合もあります。
高いところから降りる際にけがをしたり、落ちていたガラスの破片やケンカなどで傷を負ったり、交通事故にあった際に足を踏ん張り、肉球がすれて出血したり、やけどをしたりと外傷の原因は多岐にわたります。
肉球のけがは簡単に治ると思われがちですが、一度けがをすると非常に治りが悪い部位です。
気にして舐めてしまうことで細菌の二次感染を起こすこともありますので、自然治癒を待つのではなく、病院で適切な治療を受けるようにした方が良いでしょう。

猫が肉球を怪我してしまったけどどうしたらいいの?

形質細胞性足底皮膚炎

形質細胞性足底皮膚炎とは、肉球の一部が赤く腫れてむくんだり、出血したりただれたりする病気です。
この病気は一つの肉球にのみ起こることもありますが、複数の足の肉球に同時にみられることもあります。
発生原因はわかっていませんが、免疫が深く関与していると考えられています。
よほどひどい潰瘍にならなければかゆみや痛みはなく、中には自然に治癒してしまうこともあります。
一般的な治療法としては、免疫を調整する作用のある抗生物質や副腎皮質ホルモン剤、免疫調整剤の投与などが行われます。
薬を飲んでいてもなかなか治らない場合は、腫れている肉球の一部を切除する手術の実施を検討する場合もあります。

白い・普段よりも薄い

気温が低いとき

気温が低いと手足が冷えてしまい末梢血管が収縮するため、肉球が全体的に白っぽく見えることがあります。

貧血

元々ピンク色をしている肉球の色が全体に白っぽく変化してきた場合に、貧血の可能性があります。
肉球だけでなく、歯茎や舌なども同時に白くなります。
貧血はいろいろな原因で引き起こされますが、若い猫ならば猫白血病ウイルスが関連した骨髄の病気や、免疫異常で自分の血液を壊してしまう病気、高齢の猫なら腫瘍などの重大な病気が潜んでいることがあります。
肉球の色の変化以外にも元気食欲がない、下痢や吐き気がある、痩せてきたなどの症状が有る場合は要注意です。
貧血の原因を特定するためには動物病院で詳しい検査が必要です。
おかしいと思ったら早めに動物病院に連れて行きましょう。

血行不良

心臓病など循環に異常をおこす病気の可能性があります。
猫で多い心臓病は、中高齢になると発症する肥大型心筋症です。
肥大型心筋症とは、主に左心室の心筋が内側に向かって肥大し、心室の拡張機能が障害される病気です。
拡張障害により肺から心臓に血液が入りにくくなり、進行した場合は心不全を起こします。
全ての猫種で発症しますが、メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット、アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、ペルシャなどの猫種は発症に遺伝が関与していると言われています。

色が紫・青紫

大動脈血栓塞栓症(だいどうみゃくけっせんそくせんしょう)

肥大型心筋症を発症した場合、心臓の中に血液が停滞しやすくなるため、心臓内で血栓ができやすくなり、その血栓が血流に乗り、足の付け根の血管が細くなってくる場所に詰まり、足に行く血流が遮断されます。
これを大動脈血栓塞栓症といいます。
その結果、肉球の色が青紫色になったり(末梢性チアノーゼ)、後ろ足が立てなくなって前足だけで動いたりするという典型的な症状が表れます。
血行が遮断されているので、後肢の爪を切っても出血しなかったり、後肢が冷たくなる、股動脈の脈が感じないなどの症状が同時に見られます。
非常に強い痛みを伴うため激しく鳴いたり、呼吸が速くなったり、体を触るのを嫌ったり、のたうち回るなどの症状があります。
症状によってかなり異なりますが、予後は一般的にはかなり悪く、最終的には30~70%以上死亡する病気です。
死亡せず、命を取り留めたとしても、結構の遮断された足は放っておくと壊死してしまう可能性がありますので対処が必要です。
発症が疑わしいときは一刻も早く動物病院を受診しましょう。
血液検査や超音波検査を行って診断して、発症から6時間以内であれば血栓を溶解する薬や血栓の再発を予防する薬を使い、血流の回復を試みます。

色が黒い

加齢によるシミの可能性もありますが、腫れや出血が見られる場合には受診をしましょう。

さいごに

毛でおおわれている猫にとって体の変化をすぐに発見できる肉球はとても大切な情報源です。
猫の肉球の色は猫によって異なりますので、よっぽど異常がない限り飼い主以外が初期の段階で色の変化から体の異常に気付くのは難しいです。
しかし、毎日自分の猫の肉球をチェックしていれば、いち早く「なにかいつもと違うな?」ということに気付くことができるかもしれません。
そのサインを受け取ることができるのは飼い主さんだけです。
何か変だな?と思ったら他にいつもと違う事はないかよく観察するきっかけになります。
肉球の色に異常がある場合、必ずほかにも症状があらわれているはずです。
日頃から、正常な時の肉球の色を確認しておくことが重要です。
また、スキンシップを取る一環で、マッサージをしてあげるなど、肉球を触っても痛がらないように慣らしておいてあげる事も大切です。

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