全身の症状

猫がドライフード(カリカリ)を食べない!どうやって食べさせるのか対処法を解説

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猫が、いままで食べていたドライフードをたべなくなってしまった、という経験がありませんか?

食べないと、どうしたもんかと悩んでしまいますよね。

そもそも、ドライフードを食べさせなければいけないのでしょうか?

どうやったら食べるようになるのか、対処法も併せて解説していきます。

ドライフードを食べなくなる理由

飽きてしまった

健康なのにドライフードを食べなくなってしまう理由は、飽きてしまった場合です。
猫も人間と同じで、毎日同じものばかりを食べていれば飽きてしまうこともあるのです。
また、非常に多い原因として、体調が悪かった時やなんとなくウェットフードや液体のおやつを与えたあと、ドライフードを食べなくなるという事があります。
やはりウェットフードの方がおいしく作られていることが多く、ドライフードがおいしくないと感じてしまうからです。

体調不良

体調不良が原因でドライフードを食べないことがあります。
かなり体調が悪い場合は、ご飯自体一切食べませんが、ウェットフードはとてもおいしいので、少し体調が悪いくらいの時はウェットフードのみ食べることがあります。
ご飯を用意するといつもは出てくるのに姿を現さなかったり、部屋の隅でうずくまっている、食べようとしても口からこぼれ落ちる、食べにくそうに顔を傾けるなど、いつもと明らかに様子が違うときは病気の可能性を疑いましょう。
病院に行く目安は「1歳以上の猫が24時間何も食べていない」場合です。
1~2ヶ月の子猫の場合は8時間以上、3~4ヶ月齢は12時間、3~4ヶ月齢は16時間以上が判断基準です。
体力のない子猫や病気の猫は、体調を崩すとあっという間に命を落とすことがありますので、様子がおかしいと感じた時はすぐに病院に行くようにしてください。

ウェットタイプのメリットとデメリット

一般的に水分含有量75%以上のものがウェットフードとされています。
一口にウェットフードと言っても様々なタイプがあり、フレークタイプ、パテタイプ、シチュータイプなどがあります。

メリット

・水分含有量が高く猫の嗜好性にあっている

ウェットフードの最大のメリットは水分含有量が多いことにあります。
本来猫は水分摂取が苦手な動物であるため、水分を単独で摂取する量が少なく、夏場などは脱水症状を起こしがちです。
しかし、ウェットフードであれば食事と合わせて水分が補給できるので、その点で理想的と言えます。

・高タンパク高脂肪で低炭水化物である

・低カロリーのものが多く肥満対策にもなる

・個別パックも多く内容量が少ないので一食ずつで給餌できる

・味の種類が豊富で好みに合わせやすい

デメリット

・総合栄養食ではなく一般食や栄養補完食と呼ばれるものが多く、ウェットフードのみでは栄養摂取が十分ではない場合がある

・ドライフードに比べ価格が高く量も少ない

・添加物が多く含まれる傾向にある

ウェットフードは水分を多く含み、長期保存も可能にするために、保存料を初めとする多くの添加物が含まれる傾向にあります。
1回の摂取量は少なくても、長期的に摂取し続けることにより、健康被害への心配があります。
・水分含有量が高いため開封後は腐敗やカビやすい

・猫の歯に付きやすいため歯石や口臭の原因となりやすい

ドライタイプのメリットとデメリット

ドライフードは、水分含有量10%前後の乾燥した小粒サイズのフードの事で、通常販売されているペットフードの中で特に多くの種類があります。

メリット

・安価で購入できる割に内容量も多く、多頭飼いでもコストを抑えることができる

メーカーや種類にもよりますが、ドライフードはウェットフードと比べて安価で購入ができます。

・一度開封してもそれなりに保存が効くため、手軽に扱うことが可能

・総合栄養食が多く、ドライフードと水だけで十分な栄養を摂取することができる

・歯磨き効果があるため、歯石や口内炎、口臭を予防できる

デメリット

・水分含有量が非常に少ないため、水分不足に陥りやすい

栄養バランスが取れていることの多いドライフードですが、水分含有量が少ないためドライフードだけでは必要水分量を補うことができません。
そのため、食事の他に水分を摂取しないと季節を問わず脱水症状などに陥ってしまいます。

・腎臓を痛めやすい猫にとって、マグネシウムが多く含まれるタイプのドライフードだと尿路結石などにかかる恐れがある

ドライフードとウェットフードどちらがいいの?

総合的にはやはりドライフードをメインに、副食としてウェットフードをあげるのがいいでしょう。
もしどうしてもウェットフードしか食べない場合でも、かならず「総合栄養食」と記載されているものを探してください。
総合栄養食以外のフードだけでは、栄養バランスに偏りが出てしまいます。
逆に言えば、総合栄養食のドライフードさえ食べていれば、おかしやその他のウェットフードをあげる必要はないという事です。

ドライフードを食べない場合の対処法

お腹を空かせる

子猫がドライフードを食べない理由として意外と多いのが、遊びに夢中でご飯はそっちのけというパターンです。
その場合は、とにかくできるだけ運動させてお腹を空かせてあげましょう。
運動でお腹がすけば自然にドライフードを食べるという子猫は多いです。

少量ずつ与える

ご飯はいつでも出て来るから、食べたい時に食べるという猫もいます。
そうなると、ご飯の優先順位が下がってあまり食べなくなります。
その場合は、ご飯を小出しにすることが有効です。
満腹感を味わわせないことで、「ご飯が出てきたら食べなければ」という意識が付くようになります。

我慢比べに負けない

ドライフードをまったく食べないからウェットフードを与えるということを繰り返すと、「食べなければ美味しいものが出て来る」ということを覚えてしまいます。
最終手段ですが、ドライフードしか出てこないとわかれば、お腹が減って時間がたつと食べてくれることがあります。
月齢によって食べなくても大丈夫な時間は違いますが、元気に遊んでいる間は、多少食べない時間が長くなっても問題ありません。
食べない時間が長くなりすぎると低血糖などの危険があるため、元気がない場合は注意が必要ですが、元気な場合は我慢比べに負けないことも大切です。
猫の様子を見ながら、大丈夫な範囲で我慢してみましょう。

気分転換をしてみる

気分転換に食事の場所を変えてみたり、食器をかえてみるということもおすすめです。

ドライフードの嗜好性を高める

ウェットフードに比べ、ドライフードはにおいがあまりなく、そのせいで食べないという猫も多いです。
上の方法を試してみても食べない場合には、嗜好性を高める方法を使ってみてください。
うまく行った場合は、徐々にドライフードのみにしていくといいでしょう。

ウェットフードを混ぜる

ドライフードだけで食べない場合は、ドライフードに少しウェットフードを混ぜましょう。たべるようであれば、少しずつウェットフードの割合を少なくしていきます。
ウェットフードが多すぎると残すし、少ないとドライフードだけ残すかもしれません。
半々くらいから始めて、少しずつ調整していきましょう。
その時のポイントは、ぐちゃぐちゃに混ぜることです。
ドライの上にウェットを置くだけだと、ウェットだけ食べてしまうこともあるので、必ずドライも食べるようぐちゃぐちゃに混ぜておきましょう。

トッピングする

最も手軽なトッピングは、市販の猫用かつお節やふりかけなどのオヤツを使うことです。
栄養面や食べやすさなどに配慮してつくられているので、安心して食べさせることができます。
チーズやササミ、サーモンなど種類も豊富です。
おやつばかりあげると栄養が偏りがちになるので、あまりあげすぎるのは良くないので風味付け程度にのせてあげます。
この際、トッピングだけ食べてしまわないように、フードとしっかり混ぜて与えましょう。
かつお節や煮干しなどは絶対に猫用を与えてください。
人間の食用として加工されたものは、塩分量やカロリーが高く猫には不向きです。
ハムやソーセージ、かまぼこ、ちくわなどは添加物も多く含まれており、腎臓に負担がかかってしまいます。
キャットフードを食べさせる目的であれば、マタタビもある意味有効な手段ですが、トッピングには適していません。
中枢神経に作用して麻痺させるため、大量摂取や常用することで呼吸器不全やアレルギーを引き起こすケースもあります。
子猫やシニア猫、心臓が弱い猫には刺激が強すぎますので、やめておきましょう。
水分が多いものをトッピングした場合、長時間置いておくと傷みやすくなります。
とくに夏場は菌が増殖することも考えられますので、猫が食べ終わるのを見届けられる状況で与えた方が良いでしょう。

ドライフードをふやかす

ドライフードをふやかすことにより、カリカリの時よりもにおいが立ちますので、食べてくれる場合もあります。
段々と固さを調節していきましょう。

できるだけ小袋のフードにする

キャットフードは、賞味期限内でも開封直後から酸化が進み、嗜好性が落ちてしまいます。
できるだけ小さくて、早く使い切れるフードを買って、フードが劣化しないようにしましょう。
大きな袋を買ってしまった際は、最初にジップロックなどに小分けして、使わないものは冷蔵庫に保管すると劣化を防ぐことができます。

味や種類を変える

肉や魚など味はもちろん、形状や大きさもいろいろありますので好みのものを探してあげてください。
この際に食べなくなったから、どんどん新しいフードを出すと、真新しいものを好むようになり、継続して同じフードをたべなくなってしまう可能性があります。
健康な場合は良いのですが、病気になり療法食を食べさせる必要が出てきた場合には、すぐ飽きてしまっては困りますので、頻繁にコロコロかえるのはやめましょう。

さいごに

猫のごはんの問題は本当に難しいです。
ドライフードと水だけで過ごせる猫もいれば、ドライフードは全く食べない猫もいます。
猫の健康のためにはドライフードが一番です。
大変かもしれませんが、猫の好みを見つけてあげてください。
ドライフードを食べないからといって人間の食べ物をあげるのだけは絶対にやめてください。
人間の食べ物は猫にとって有害なものも多い上に、濃い味に慣れると猫用のごはんをますます食べなくなります。
昔のように、猫まんまと言われるご飯に味噌汁をかけたようなご飯をあげる方はほとんどいないと思いますが、間違えやすいのは良かれと思って人間の鰹節やにぼし、かにかまなどをあげてしまうケースです。
人間用の物は非常に塩分や過剰なミネラル分が多く、腎臓病や尿石症の原因になりますので絶対にやめてください。
必ず猫用のトッピングやおやつをあげてくださいね。
おいしいものをあげたら薄味の物を食べなくなったり、おいしいものが出てくるのがわかっているから嫌いなものを食べなくなるなど、まさに人間の赤ちゃんや子供と一緒です。
猫のお母さんになったつもりで、猫の健康を考え、食べられる工夫をしてみてくださいね。





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