全身の症状

猫の歩き方がおかしい、よろける。原因は?病気の可能性は?

投稿日:2017年1月28日 更新日:

 

「猫が片足をあげて歩いているけど、もしかして骨折?」

「猫が後足を引きずりながら歩いているけど、様子を見ても大丈夫?」

猫の歩き方がいつもと違っていたら飼い主の方はどんな病気になってしまったのかと、心配になりますよね。
今回は、「猫の歩き方がおかしい」と感じた場合、どんな症状に気をつけてみたらいいのか、どのタイミングで動物病院に連れて行ったらいいのかについて解説したいと思います。

猫の歩様(歩行)異常について

歩き方がいつもと異なることを、医学的には「歩様異常(歩行異常)」と言い、
完全に歩けない場合を「歩行困難」と言います。
一言で歩様異常といっても、その中には沢山の様式があります。
まずは猫に見られる歩様異常の具体的な例を挙げてみましょう。

足をあげて歩行している

足を床につくことが出来ない状態を「挙上」といい、右前足をあげて歩行している場合は、「右前肢挙上」というように表現します。
挙上して歩行しているということは、足のどこかに痛みがあるということになります。
このケースでは整形外科的(関節や骨)な問題があることが多いですが、肉球などに異物がささるなどの痛みがあって足をつけない場合もあります。
完全に足を挙上している場合には、かなり激しい痛みであることが予想されるため、外傷が原因であれば骨折や脱臼などを起こしている可能性があります。

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足をかばって歩行している

「足をかばって歩行している」とは、ある足に力を入れることができず他の足で体重を支えようとしていることになります。
このような状態を医学的には「負重(ふじゅう)を嫌う」と言ったり「免重(めんじゅう)する」と言います。
このケースも挙上と同様に痛みがあるために起こる症状ですので、関節や骨、肉球や皮膚などに問題がないか調べる必要があります。

ふらついて歩く

人間の酩酊状態のようにふらふらと歩いている場合は、うまくバランスをとって体を支えることができない状態で、医学的には「運動失調」と表現されます。
このケースは非常に多くの病気が原因として考えられます。
脳脊髄や平衡感覚をつかさどる耳に何らかの異常がある場合もあれば、腎不全で「尿毒症」を起こしている場合、肝不全で「肝性脳症」といった病態に陥るとこのような症状が出ることもあります。

腰が立たない

「腰が立たない」とは、前足はしっかりと動かせていても、後足を引きずっている状態を表しており、医学的には「後駆麻痺」もしくは「後肢麻痺」と言います。
猫でこのような症状がでる時は、脊髄の病気や大動脈塞栓症といった病気を引き起こしている可能性が考えられます。

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「かかと」を着いて歩いている

我々人間の「かかと」に当たる場所を猫では「飛節(ひせつ)」と言うのですが、実は正常の猫はかかとを挙げて「つま先立ち」で歩いています。
猫が飛節を着いて歩行している場合、末梢神経が障害されている可能性が考えられます。
特に中高齢の猫に発生しやすい糖尿病は、猫の末梢神経障害の最も大きな原因疾患です。

一方向にぐるぐる回る

一方向にぐるぐる回ることを「旋回運動」と言います。
旋回運動と同時に見られやすいものに、「眼振」といって目が左右や上下に振れていたり、「斜頚」といって首を傾げた症状があります。
このケースでは脳や耳の「前庭」と言われる部位が障害されている可能性があります。

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立ち上がることができない

両側もしくは片側の前後足を上手く動かすことができず立ち上がることができないことを、「起立困難」といいます。
このケースでは、脳や脊髄神経の病気で、四肢もしくは片側の神経が麻痺している可能性が考えられます。

歩様異常が認められたらどんなことに気をつけたらいい?

もし猫の歩き方がおかしいと飼い主の方が感じた場合、どんなことに気をつけて観察したらいいのでしょうか?

症状をしっかりと把握しよう

猫は自分で症状を訴えることができませんので、飼い主の方からの情報が重要になります。
以下のポイントをおさえて観察してみましょう。

症状はいつから、どのようにはじまった?

ある日突然発症したのか、日付も思い出せないくらい以前より進行してきたのかは、原因となる病気を絞り込む上で大切な情報です。

どの足を気にしている?

挙げていたりかばっている足がどれなのか、始めは右後足だけだったがだんだん両足が上手く動かなくなったなど、飼い主の方がみて「どの足」の症状が重いと感じられたのかを覚えておきましょう。

症状の原因として思い当たることは?

階段から落ちた、ベランダから落下した、扉に挟まったなど、きっかけとなる出来事はないでしょうか?

排便や排尿はスムーズ?

足の不具合が起きてからの排便・排尿の様子も見ておきましょう。

外見の異常はないか?

手足から出血したり、腫れているなどの異常は見られないでしょうか?

歩き方以外の行動の異常はないか?

けいれんや足のつっぱり、痴呆症状(急に怒り出す、夜鳴きをする)などの異常な行動は見られていないでしょうか?

食欲や元気は?

歩行がおかしくなった前後に、元気食欲の変化はなかったでしょうか?
いつも通りの食欲がないということは、痛みが強いなどの不調を来している可能性があります。

動画を撮ってみよう

どんな歩様異常なのかを見極めることが病気の診断には不可欠なのですが、残念ながら猫は動物病院に連れて来られると緊張感からしっかりと歩いてくれないことが多いです。
そんな時に役立つのが動画です。
飼い主の方も猫の歩き方を適確に表現できないこともあると思いますが、動画があると、猫のどんな症状が問題なのかが伝わり易くなります。
また、撮影時の様子と現在の様子を比較することができるのも大変参考になります。
気になる行動が見られたら、ぜひ動画を撮影してみましょう。

猫をすぐに動物病院へ連れていくべき歩様異常とは?

飼い主の方が「この歩き方はおかしい」と感じた場合は、何らかの病気やケガが発生している可能性が高いです。
足を気にしているようだけれど触っても痛がらない、元気や食欲もあるなど症状が極めて軽度である場合は数日程度様子を見てもいいですが、それでも治らない場合や症状が重い場合はできるだけ早く動物病院を受診して診断を受ける必要があります。
中でも「特にこの症状のときにはすぐに受診を!」というケースをご紹介しましょう。

突然立てなくなったら要注意!

後足が突然立てなくなる病気に、「大動脈血栓塞栓症」という病気があります。
肉球の色が青紫色になったり、非常に強い痛みを伴うため激しく鳴いたり、呼吸が速くなったり、体を触るのを嫌ったりします。
この病気を放っておくとどんどん足の壊死が進んで命を落としてしまいますので、一刻も早く動物病院を受診する必要があります。

落下や交通事故などの大きなケガ

落下事故や交通事故によって立てない時には、骨折などのケガだけでなく、内臓からも出血を起こしている可能性があります。
場合によっては輸血が必要となるケースもありますので、すぐに動物病院を受診しましょう。

さいごに

猫は痛がっていてもジッと耐えて表情に表さないことも多く、飼い主の方がうっかり痛いところ触ると驚いて咬みついてくることがあるので、抱きかかえる際は注意しましょう。
また、猫が落下事故や交通事故に遭ったり、大動脈血栓塞栓症を疑うような緊急性が高い症状の場合は、あらかじめ動物病院に連絡しておくことをおすすめします。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

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愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

「愛猫の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

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