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猫が足を怪我したけどどうしたらいい?応急処置は?

投稿日:2017年7月2日 更新日:

 

「猫が落下して足を怪我してしまった!どうしよう」

「外から帰ってきた猫が足を怪我してる…応急処置は?」

好奇心旺盛で活動的な猫は、思わぬ事故によって怪我をしてしまうことがあります。
猫が足に怪我をしているのを見つけた時には飼い主さんも慌ててしまいますよね。
今回は、猫が足を怪我した場合の対処と応急処置について解説します。
「幸いうちの猫は怪我をしたことがない」という方も、万が一の事態に備えて、対処の仕方を知っておきましょう。

猫の怪我

猫の怪我で多いのは猫同士のケンカや高いところからの落下、交通事故による怪我です。
外に出る猫ではそのリスクが高くなることから、完全室内飼育の猫に比べると外出する猫は平均寿命も短くなる傾向にあります。
「怪我」と言っても、かみ傷や骨折、肉が見えているような傷など様々で、それぞれ対処や治療も異なります。

猫同士のケンカによる怪我

オス猫が生後8ヶ月~1年ほどで性成熟し、オスの性ホルモン(テストステロン)の分泌が増えると、オス猫同士でなわばり争いや発情期のメス猫をめぐって闘うようになります。
また、多頭飼育されている猫では、相性が合わなかったり、序列や飼い主さんにかわいがられている猫への嫉妬からケンカに発展することもあります。
猫同士のケンカによる怪我の場合、猫の爪や歯が刺さって負傷しているケースがほとんどです。

かみ傷

猫の犬歯は非常に鋭くて長く、かむ力も強いため、相手の猫の犬歯でかまれた傷は、見た目は小さくても深くまで傷ついていることが多く、筋肉にまで達していることも少なくありません。
かみ傷はたいていの場合、1か所ではなく上下の犬歯が対になって2か所か4か所あることが多いので、別の場所にも傷がないか確認が必要です。
表面から見える傷口は小さいまたはすでに塞がっていても、皮下で細菌感染を起こして数日後に化膿し、炎症やたまった膿によって患部が腫れてくることがあります。
治療しないと、腫れた患部の皮膚が破裂するように穴があき、溜まっていた大量の膿が出てくることもあります。

ひっかき傷

爪によるひっかき傷は、かみ傷に比べると軽度であることが多いですが、出血していることもあります。
爪による怪我で特に注意が必要なのは、猫の目を引っ搔かれて角膜に穴があいてしまうこと(角膜穿孔)です。
猫がケンカをして帰ってきたときには、目に傷を負っていたり、目を閉じたりしていないか確認しましょう。

高いところからの落下、交通事故による怪我

猫は高いところから落ちても、ひらりと上手に着地できますが、マンションの高層階などあまりに高いところから落下した場合には、着地することができず全身を打撲したり、骨折の危険性があります。

内臓の損傷

目に見える傷が少なくても、内臓にダメージを受けていることがあるので要注意です。
特に鼻や口から血を流している場合には、衝撃による内臓破裂の可能性も考えられ、危険な状態です。

骨折

歩き方がおかしい、足を引きずっている、関節の曲がり方がおかしい、骨が変形または露出しているなどの異変がみられた場合には、骨折が疑われます。

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猫が足を怪我をした時の対処と応急処置

猫が怪我をした時には、まずは飼い主の方が落ち着いて冷静に対応しましょう。
飼い主が慌てていると、猫にもそれが伝わりパニックになってしまいます。
また、痛みとストレスからすでに猫がパニック状態になって暴れている時には、無理に応急処置をしようとせずに、かかりつけの動物病院に連絡して判断を委ねましょう。

骨折している可能性がある時

猫が骨折していることに気が付いた、またはその可能性がある時には、患部をなるべく傷つけないように、あまり動かさずに静かに動物病院へ運びましょう。
骨折した足に添え木をして正しく固定するのは、難しいため無理に行わず、獣医師に任せましょう。

出血している時

出血部位を見つける

猫の毛に血が付いていることで出血に気付くことがほとんどかと思いますが、毛をかき分けてどこから出血しているのかを確認しましょう。
傷口をぬるま湯で洗い流すか、ぬるま湯で湿らせたガーゼなどでやさしく拭きます。

止血する

傷口に乾いたガーゼを当てて、手で押さえて圧迫して止血します。
血が止まらない場合には、圧迫しながら動物病院へ向かいましょう。

肉が見えている時

皮膚が裂けてしまう裂傷を負っている、あるいは筋組織まで損傷している時には、“肉が見える”状態になっています。
動物病院で傷口の消毒、損傷した組織の切除、縫合などが必要となりますので、患部を傷つけないように注意しながら動物病院へ連れて行きましょう。

痙攣(けいれん)している時

怪我を負った猫の体が震えたり、硬直する痙攣を起こしている場合には、緊急の状態です。
脳や内臓への衝撃で全身状態が悪くなっていたり、出血量が多くショック状態に陥ったりしている可能性があります。
予測不能な動きをすることがありますので、無理に押さえつけようとせずに、落ち着いて猫の周囲のものを片付け、クッションやタオルなどで囲み、猫を保護しましょう。
かかりつけの動物病院へ連絡して状況を伝え、判断を仰ぎましょう。

よくある質問

猫の怪我について、よくいただく質問をご紹介します。

どうやって動物病院へ運んだらいい?

猫がパニックになって暴れている時には、大きなタオルで体全体を包み込むと落ち着きます。
洗濯ネットなどに入れるのもいいでしょう。
猫が傷口を舐めて悪化させないように、エリザベスカラーをお持ちの方は装着しましょう。
猫が起き上がれない時や骨折している恐れのある時には、段ボールやクッションなどを担架代わりにして、なるべく猫の体を動かさないように運びましょう。
出血が止まらない場合には、ガーゼで圧迫しながら動物病院へ行くといいですが、患部を傷つけないようにしましょう。

治療費はどのくらいかかるの?

動物病院は自由診療であるため、治療費は動物病院ごとに異なり、かなり幅があります。
また、初診料や再診料、入院費が含まれている金額であるかについても、動物病院によっては変わってきますので、かかりつけの動物病院に確認するのが確実です。
たいていの動物病院は、事前に治療費がどの程度かかるかについて質問されれば答えてくれるでしょう。
通常の傷の処置については、傷の程度や範囲にもよりますが2000円前後の動物病院が多いようです。
後ろ足を骨折していて手術が必要な場合には、5万円前後の動物病院が多いようですが、麻酔料が含まれているかどうかは病院によります。
さらに術前には血液検査、レントゲン検査を行い、手術後には1週間前後の入院管理が必要になるケースもあるため、追加で数万円の料金がかかるケースも多いでしょう。

包帯がはずれてしまったけど、うまく巻けない

猫の体は非常に柔軟であるため、頭部以外であればどこでも口が届いてしまいます。
足に巻いた包帯もはずしてしまうと、治療した傷口が露出し、傷口が開いてしまったり、細菌感染を起こしてしまいます。
また、猫の皮膚は部位によってはかなり伸縮性があるため、しっかり包帯を巻いたつもりでもすぐにずれてしまうことも少なくありません。
だからといって、きつく巻いて血行が悪くなると、治癒を妨げたり、悪化させることもありますので注意が必要です。
伸縮包帯は、患部を締めつけ過ぎてしまう恐れがありますので、使わないようにしましょう。
まずは、猫が自分ではずさないように、傷口が治るまではエリザベスカラーを装着することが肝心です。
骨折の手術後など退院後も長期間、包帯を巻いた状態での管理が必要な場合には、ケアの方法を獣医師に確認し、包帯が外れてしまった場合には動物病院で直してもらうのが最善です。

猫の怪我を防ぐために

できる限り怪我を防ぐために、飼い主さんができることはないのでしょうか。

完全室内飼育

外に出る猫に比べると、交通事故や他の猫とのケンカ、高い木や塀から落下するといったアクシデントが起きる確率が少なくなります。
「ずっと閉じ込めておくのはかわいそう」という意見もありますが、一度でも外に出ると外もなわばりと意識してパトロールしたくなってしまうので、完全に室内飼育をしてあげればストレスにはなりません。
もちろん室内でも事故の可能性はありますが、飼い主が対策を取ることもできます。
意外と多いベランダからの落下を防ぐためには、絶対に猫をベランダに出さない、または柵を登れない高さにしたり、隙間を作らないようにしましょう。

去勢、避妊手術をする

去勢手術をしたオス猫は他の猫とのケンカの回数が少なくなりますし、発情したメス猫を探し求めて遠くまで徘徊するということがなくなるために、交通事故に遭う可能性も少なくなります。
また、発情の時期には大きな声で鳴いたり、スプレー行動が減るために、近隣の方々とのトラブルの抑制にもなります。
避妊手術をしたメス猫は、行動範囲が狭くなるために事故に遭う可能性も少なくなります。

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さいごに

ほとんどの猫は室内や外を自由に動き回って生活しているため、飼い主さんの目の届かないところで様々な原因で怪我をする恐れがあります。
常に飼い主が猫の行動を見守ることは現実的には難しいため、事故を完全に防ぐことはできませんが、もしも猫が怪我をした時には、一刻も早く適切な処置を行うことで軽傷で済んだり、命を取り留めることもできますので、冷静に対応しましょう。

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愛猫のために知ってほしいこと


「動物病院に連れていきたいけど治療費はどのくらいかかるんだろう?」

「愛猫の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

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