消化器の症状

猫が胃液を吐くけど原因は何?病気のサインなの?

投稿日:2017年6月22日 更新日:

 

「朝起きたら、猫が胃液を吐いた跡があった。原因は何だろう?」

「猫が胃液を吐いた後ごはんをペロッと食べたから、病気の心配はないかな?」

このようなことで心配になったことはありませんか?

猫はよく毛玉や胃液を吐く動物だと知っていても、それが病気のサインではないのか不安になりますよね。

今回は、猫がなぜ胃液を吐くのか、その原因と対処法について解説します。

胃液だけだとどんな吐物?

まず、「猫が胃液を吐く」というのは、どのようなものを吐いた時なのでしょうか。

白い泡または透明

胃液そのものは無色透明です。
吐く出す時に泡立って、白い泡のようになっている場合もあります。

黄色い吐物

胃液に胆汁が混じった黄色い吐物を出すこともあります。
胆汁は肝臓で作られる黄褐色の液体で、胆のうに貯留して十二指腸へ流れ込み、脂肪分を分解、消化する役割を担っています。

ピンク色のものが混じっていたら要注意!

胃液だけでなくピンク色のものを吐いた場合には、注意が必要です。

食べ物

与えているキャットフードに赤い色素がついている場合には、吐いたものがピンク色に見えることもありますが、特に問題はありません。

どこかで出血していて血液が胃液に混じっている可能性があります。
口腔内での出血、食道や胃腸での出血などでは鮮血に近い赤色が胃液で薄められたピンク色に見えるか、胃液の中に赤い点が見えることもあります。
口内炎や歯周病で口腔内の炎症や潰瘍による出血、食道炎や胃炎による出血、寄生虫の感染など様々な原因が考えられますので、動物病院を受診しましょう。

猫が胃液だけを吐く原因

嘔吐は、病気やストレスなど様々な要因によって引き起こされます。
胃液だけを吐いていて、他に元気や食欲がなくなったり、下痢などの症状がない場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか。

空腹

猫が朝や夕方、ごはんをあげる前に胃液を吐いてしまうということは多くありませんか?
前回のごはんから半日以上経っているなど空腹時間が長く、胃の中が空っぽになっていると、胃液や胆汁が逆流して吐き出してしまいます。

ストレス

気温や湿度の変化が激しい季節の変わり目や引っ越し、新しい家族や猫が増えるなど、猫は環境の変化に非常に敏感な動物です。
特に完全室内飼育の猫にとっては、普段過ごしている家が唯一のなわばりであり、安心できる場所なので、環境が変わり居心地の悪い空間になると猫にストレスがかかります。
人間も「ストレスで胃が痛い…」というようなこともよく聞かれますが、猫もストレスがかかると自律神経のバランスを崩し、胃酸の分泌が増えてしまうことがあります。
すると、モヤモヤと胸やけのような違和感を感じて、胃液を吐いてしまいます。
ストレスは消化器系に影響を及ぼして、便がゆるくなることもありますので、便の状態もしっかり確認してください。

毛玉や異物

毛づくろい(グルーミング)で毛を飲み込んでしまい胃の中で毛玉ができていたり、おもちゃや輪ゴム、糸などの異物を誤飲、誤食してしまった時には、猫は吐き出そうとして何度も嘔吐する体勢になり、胃液を吐くことがあります。
毛玉がある場合には吐いたものの中に毛のかたまりが混じることもありますが、ずっと吐き出せないと胃や腸に詰まってしまう恐れがあります。
猫の大切な習性であるグルーミングを止めさせることはできませんので、日頃からブラッシングをして飲み込む毛の量を少なくしてあげましょう。
また、「毛玉ケア」や「ヘアボールコントロール」などと表記されている毛玉対策のキャットフードには食物繊維が豊富に含まれているため、胃の中の毛を絡め取って便と一緒に排泄しやすくする効果が期待できます。

少し様子を見てもいい症状

胃液を吐いた場合、吐いた後にすっきりとした様子で何事もなかったようにごはんを食べるということもよくあります。
このような場合には、空腹時間が長かったことが原因と考えられるため、ごはんのあげ方を見直し、少し様子を見てもいいでしょう。

ごはんのあげ方はどう改善すればいいの?

一日の給与量をきちんと計測する

毎日あげるキャットフードの量を正確に量っていますか?
意外と多いのが「なんとなく、このくらいかな?」という目分量で与えている方なのですが、それでは猫の必要なエネルギー量に足りていない、あるいは多すぎることもあるんです。
しっかりとしたカロリー計算をするのは難しいと思いますが、主食になる“総合栄養食”のキャットフードのパッケージには、一日の給与量の目安が猫の年齢や体重ごとに表記されていますので、きちんと量ってみましょう。
もし今まで与えている量が極端に少なかった場合、急激に適正量に増やすと、下痢や嘔吐を引き起こしてしまうこともありますので、少しずつ増やしてくださいね。

一日数回に分けて与える

何時間おきにあげるのがいいかは、猫それぞれの消化時間によって異なります。
成猫の場合、一日二回から三回に分けて与えましょう。
たとえば朝ごはんを7時、夕ごはんを17時に与えているというご家庭であれば、朝~夕は10時間、夕~翌朝は14時間の間隔で与えているということになります。
翌朝ごはんをあげる前に胃液を吐いてしまうというケースが多いのであれば、夕ご飯を19時くらいにずらすか、17時と19時に半量ずつ小分けして与えるというのもいいでしょう。
与えているごはんの量は変わらなくても、一日二回だったごはんタイムが三回に増えたと喜ぶ猫も多いですよ。

キャットフードを変更した時には注意する

キャットフードを変更する時には、パッケージに表示されている猫の年齢や体重ごとの給与量の目安を改めて確認しましょう。
商品によってグラム当たりのカロリー(エネルギー量)は異なりますので、前のフードと同じ量を与えていると、カロリー不足になっているかもしれません。
また、ドライフードの粒サイズやウェットフードの水分量が変わると、今まで使っていたカップやスプーンですくえる量も変わりますので、もう一度正確に計量し直しましょう。
以前のものよりも消化しやすいフードであれば、早くお腹がすいてしまうということもありますので、キャットフードを変更したばかりの時には、注意してください。

いつでも食べられるように“置きエサ”がいい?

常に空腹にさせないためにも、お腹がすいたらいつでも食べられる“置きエサ”がいいのでは?と思われるかもしれませんね。
しかし、猫は用意されたフードをあるだけ全部食べてしまい、必要以上のカロリーを摂取してしまうことがほとんどで、置きエサにしている猫では肥満している割合が多いといわれています。
肥満は糖尿病などの様々な病気の原因となり、現代の猫において深刻な問題です。
お仕事などで昼間留守にするのであれば、決まった時間に決まった量のドライフードを与えることができる自動給餌器などを利用してみましょう。

すぐに動物病院に連れて行った方がいい場合

猫が胃液だけを吐いている場合でも、下記のような症状がみられたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

毎日吐く

たとえ胃液だけであったとしても、毎日吐くのは異常です。
異物や毛玉が詰まっているかもしれませんし、腎臓病や膵炎、糖尿病などの病気のサインである可能性もあります。

続けて何度も吐く

一日に4、5回以上胃液を吐いている場合には、異物の誤飲や尿路閉塞、腎臓病、胃腸炎などの病気である可能性があります。
何度も繰り返し吐くことで、脱水を起こしてしまいますし、強い酸性の胃液が通過することで食道を傷つけてしまうこともあります。

ごはんを食べない、元気がない

胃液を吐いた後にごはんをあげてみても食べない時には、空腹によるものではない可能性があります。
なんらかの病気により体調が悪く食欲が低下している場合もありますし、新しく切り替えたキャットフードが気に入らない、または口の中が痛くて食べられないなどのトラブルがあるのかもしれません。
猫は数日食べないと肝リピドーシスという脂肪肝になる危険性が高い動物なので、特に注意してください。

便や尿の様子がおかしい

胃液を吐くだけでなく、猫が下痢あるいは便秘をしている場合には、消化器のトラブルがある可能性があります。
また、頻尿や血尿、尿が出ていない場合には、膀胱炎や尿路閉塞の可能性もあり、迅速な処置が必要です。

異物を飲み込んだ可能性がある

家に落ちている輪ゴムやプラスチック片などの異物を飲み込んでしまった、紐の先に付いた猫用のおもちゃを必死で追いかけて、勢いあまって飲み込んでしまったという場合には、すぐに異物を取り出さないと命にかかわります。
よだれをダラダラ垂らしたり、猫の口の中を見ると、歯に異物の一部が引っ掛かっているのが見えることもあります。

体力のない猫

腎臓病や糖尿病などの持病があったり、子猫または高齢猫など体力のない猫では繰り返し胃液を吐くことが病気の進行のサインであったり、衰弱が進む引き金になることもあります。

さいごに

猫が吐いても食欲や元気があり、便や尿の様子も問題なく、体重も変わらないというのであれば、様子を見てもいいでしょう。
しかし、猫が吐くことに慣れてしまうと、普段との違いに気付きづらくなります。
いつ、どのようなものを、何回吐いたか、その時の猫の様子はどうだったかということを意識しておくことで、病気のサインとしての嘔吐にすぐに気付くことができるでしょう。
「雨の日はよく吐く」、「お客さんが来た日には吐く」などの規則性があるケースもありますので、メモしておくといいでしょう。

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