全身の症状

猫が脱水症状の正しい対処法とは?原因や見分け方を解説

投稿日:2016年11月21日 更新日:

猫

「猫が脱水症状になったらどうなるの?」

「猫が脱水症状になる原因は?」

「猫の脱水症状を見分けるにはどうしたらいい?」

「猫が脱水症状になった時にはどのように対処したらいいの?」

なんてあなたは思っていませんか?

猫は元々あまり水分をとらない動物ですが、人間同様に猫も十分な量の水分を摂取していないと、脱水に陥ることがあります。
今回は、脱水とは何なのか、猫の脱水症状とはどんなものなのかなど、詳しく解説します。

脱水とは?

動物にとって生きていく上で必要不可欠分な成分に、「体液」があります。
体液とは血液やリンパ液、組織液などの総称で、「水と電解質」から構成されています。
この水や電解質が失われた状態を「脱水」と言い、猫も様々な原因で脱水症状を起こすことがあります。

猫が脱水症状を引き起こす原因は?

では猫が脱水症状を引き起こしてしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか?

子猫

産まれて間もない子猫では母猫の母乳を上手く飲めていないことも多く、多少の下痢でも容易に脱水に陥るため、しっかりと排尿しているかなど観察しておく必要があります。

熱中症や発熱の猫

猫は全身が毛で覆われており、人のように発汗によってクールダウンすることができません。
また犬と同様にハッハッとする呼吸(パンティング)からの放熱を行うこともありますが非常に高率が悪いため、猫は体温を下げる調節が苦手と言えます。
そのため、長時間高温の環境にいると体温調節機能が乱れてしまったり、血圧が落ちたりして熱中症を起こします。

下痢や嘔吐をしている猫

下痢や嘔吐の時は一気に多量の体液が失われるため、脱水症状をおこしやすい状況です。
脱水にならないようにと水分を与えていても、体調が悪く十分に飲水ができなかったり、水だけは何とか飲んでいても食事を受けつけなかったりすると電解質が不足してしまい、脱水が進行することがあります。

高齢猫や持病のある猫

多尿を特徴とする病気である慢性腎不全や糖尿病にかかっている猫は、ちょっとした体調の変化で簡単に脱水を起こしうる状態と言えます。
また中高齢の猫になると一日中寝ていることが多かったり、痴呆が入って自分で十分な水分補給ができなかったりすると、脱水に陥る可能性があります。

脱水症状とはどんな症状?

軽度から中等度であれば、元気食欲の低下、飲水量の増加、寝てばかりいる、尿が濃いなどの症状が見られますが、重症化すると、呼びかけに応じない(意識障害)、痙攣(けいれん)や足のふらつきなどの症状が出ます。

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脱水状態になっているかの見分け方は?

機械を使わずにできる脱水のチェックリストは以下の3点になりますが、実はこれらのチェックは非常に感覚的なものなので、やり慣れていない方が行っても正確に判断することがなかなか難しいです。
また軽度の脱水であれば異常が出ないこともありますので、チェックリストをクリアしたとしても全く脱水していないとは言い切れませんので、ご注意下さい。

口の中を見てみる

通常口の中は唾液が分泌しているので潤っていますが、異常に乾燥していると脱水の可能性があります。

口の粘膜を指で押す

この検査は「毛細血管充満時間」と言います。
歯茎や頬などの粘膜を指で押してみて、白くなってから1秒以内にピンク戻るかをチェックします。
戻りが遅い場合は、脱水の可能性があります。

肩甲骨の皮膚を引っ張る

脱水すると皮膚の緊張感(ツルゴールと呼ぶ)がなくなり、引っ張った皮膚が元に戻るのに時間がかかります。
猫の首から肩甲骨にかけての皮膚は皮下脂肪が多くつまみやすいので、ここでツルゴールテストを行うと良いでしょう。

家で猫が脱水症状になった時の対処法は?

ここでは軽度の脱水が疑われた場合の対処法をご説明したいと思います。
熱中症でぐったりしていたり、元気食欲が全くない場合、もともと持病のある猫(慢性腎不全や糖尿病等)が調子悪い時は、すぐに動物病院を受診するようにして下さいね。

熱をはかってみよう

体調不調時の体温測定は非常に重要です。
猫の体温測定の仕方は、人間用の体温計で問題ありませんので先端をラップやビニール袋などで覆い、潤滑剤として油か水で湿らし肛門にゆっくり1㎝程度挿入します。
ただし、比較的大人しい猫であっても、猫を抑える人と測定する人の二人がかりでやらないと難しいことが多いです。
猫の平熱は38度前後ですが、40度近く発熱している場合や逆に37度を下回っている場合も危険ですので、早めに動物病院へ行きましょう。

ウェットフードを与えよう

食欲がない場合でも嗜好性の高いウェットフード(缶詰)なら食べてくれることがあります。
また食欲がない時は飲水量も減りがちなので、水分量の多いウェットフードはおすすめです。
可能であれば電子レンジで少し温めてあげるとニオイが強くなるので、より食欲を刺激することができますよ。

ポカリスエットは飲ませても大丈夫?

飲食ができる状態なのであれば、水と食事をいつもどおり与えてください。
もし食事量が少ないのであれば、単なる水ではなく電解質も含まれた「経口補水液」を与えるのが望ましいです。
できれば犬猫用のものがベストですが、無かったら乳幼児用のポカリスエット(ビーンスタークポカリスエット)、もしくは大人用のポカリスエットを数倍に希釈して飲ませましょう。
ただし、ポカリスエットは独特な柑橘系の香りがするので、猫によっては警戒して飲まないかも知れません。
なお、ポカリスエット以外の人用のスポーツドリンクを使用する際は、中には人工甘味料が含まれていないかを確認し、人工甘味料が含まれているものを猫に与えることは避けましょう。

脱水の予防策とは?

猫

治療が必要になってしまう程に深刻な脱水にならないように、日頃から予防することが大切ですね。

下痢のときの「絶食絶水」は不要

よく下痢をしていたので、お腹を休めた方がいいと思って何も口にさせなかったという方がいらっしゃいますが、これは正しくありません。
「食べているから下痢をしている」わけではなく、「下痢を起こす病気になっているから下痢をしている」のです。
下痢をしていて絶水にすると脱水に拍車がかかってしまいますし、猫は突然絶食させると肝リピドーシスという肝臓の病気になることがあります。
嘔吐しているわけでもなく単なる下痢の場合、猫が自発的に食べる、飲めるという状態なら普段通り与えても問題ありません。

高齢猫は持病がないかを検査しよう

高齢猫は、慢性腎不全や糖尿病、甲状腺機能亢進症などの病気になりやすく、体で必要とする水の量が増え、十分な水分や電解質を補給していないと脱水に陥りやすいです。
10歳を超えたらこれらの病気になっていないか定期的に健診をうけて健康状態を把握しておくと、病気の早期発見につながり様々な予防策をとることができますよ。

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いつでも新鮮な水の用意を

留守中に誤って水をこぼしてしまうこともありますので、水飲み場を複数用意するとよいでしょう。
また高齢の猫は自分で脱水していることに気付かないこともありますので、時々水飲み場まで連れて行ってあげましょう。

自宅でも熱中症予防を

当然のことかも知れませんが、留守中でもエアコンで室温や湿度の管理をしましょう。
少し暑いくらいの日なら、風通しをよくしたり、保冷マットなどを利用してもよいでしょう。

さいごに

脱水の始めは、ご自宅で脱水かどうかを判断するのはなかなか難しく、飼い主の方からするとなんとなく元気がないなという程度にしか感じないこともあります。
頻回の下痢や嘔吐は一番身近な脱水の原因です。
そのような症状があるときは早めに対処するようにしましょう。

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