口腔の症状

猫が舌を出すのはなぜ?原因は何?病気のサイン?

投稿日:2016年10月31日 更新日:

猫が舌を出しているところをみたことがありますか?
ぺろっとピンクの舌が出ているとかわいいな。と思ってしまいますが、様子を見ていい状態なのでしょうか?
病気の可能性はないのでしょうか?
どんなことが考えられるのか、なぜ舌を出すのか見ていきましょう。

異常でない場合

まずは舌を出しても異常ではないものを紹介します。

運動時の息切れ

子猫や活発な猫の場合激しい運動後にへーへーと舌を出して呼吸することがあります。

リラックスしているから

舌は筋肉でできているので、警戒心がゆるんでいると出てしまいます。

グルーミングに疲れたから

猫

猫は舌のザラザラを利用して、自らの体の毛をブラッシングする「グルーミング」をしています。
なんと一日のうち1/3程を費やしているといわれています。
舌も筋肉ですから、それだけ使っていると疲れてグルーミングの途中で舌を出したまま寝てしまったり、ぼーっとしてしまうことがあります。

しまい忘れ

そんなことあるの?と思われるかもしれませんが、舌が出ている時に他に気を取られることが起こると舌をしまうのを忘れてしまうことがあります。

顎が小さいため

ヒマラヤン、チンチラ、ペルシャ、スコティッシュ・ホールドなどの猫は平べったい顔をしているので顎が小さめです。
顎の中に舌が収まりきらず、力を抜いた時に自然と舌が出てしまうことがあります。

前歯がない場合

高齢になってくると歯の中でも前歯が抜けてしまう猫が多くいます。
本来舌は顎より長いため、前歯で舌が出るのを抑えているのですが、その前歯がないと舌の先が少し出てしまいます。

異常のある場合

続いては異常がある場合になります。

異物

口の中や食道にかけて何らかの異物があると、物理的に口を閉じることができなくなり舌が出たままの状態になることがあります。
多い原因はひも状の異物で、舌の根元に巻き付いて舌の動きを阻止することがあります。
ひどい時には異物が舌の血流を阻害して、舌がうっ血し腫れてしまえなくなっていることもあります。

顎の脱臼、骨折

一番多い原因は交通事故ですが、高いところから落ちた時などにもおこります。
口が開きっぱなしになるのでよだれが常に垂れてしまいます。
周囲の靭帯や筋肉等も損傷を受けているので整復してもそのままではすぐに外れてしまう為、しばらくの間、再度脱臼しないよう口を固定します

口内炎、歯周病

口内炎や歯周病がある場合、痛みから舌を出しっぱなしにすることがあります。
同時によだれがある場合がほとんどです。
細菌感染や、猫風邪などのウイルス感染によっておこることが多いです。
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)に感染している場合、重度の口内炎を発症していることが多いため、口内炎の治療だけではなくウイルスに感染していないかどうかの検査も行うようにしたほうが良いでしょう。
痛みの為に食事をとりにくくなったり、食べている途中でギャーと走り出したりすることがあります。
痛みからグルーミングをしなくなるので口周りがよだれでべとべとになり異臭がするようになります。
また、歯周病が重度になると歯がぐらぐらすることで傾いてしまい、噛み合わせが悪くなり口が閉じられなくなることがあります。

猫の口内炎の原因や症状は?治療方法や費用はどうなの?

呼吸が苦しい場合

猫は本来鼻で呼吸をする動物ですが、何らかの原因で呼吸が苦しくなると口を開けて、舌を前に突き出して、へーへーと呼吸をするようになります。
舌の色は薄ピンク~紫色に変化していることが多いです。
呼吸が苦しい時の他のサインとしては、首を上に伸ばして胸を張ったような姿勢をしたり、横になれず、香箱座りのまま動かなくなります。

・呼吸器系の問題

異物が、呼吸の通り道に詰まったり、肺炎、肺に水が溜まる肺水腫、肺癌、気管支炎、アレルギー性気管支炎、胸水、膿胸、気胸が原因でおこります。
肺に空気が取り込みにくくなったり、肺が周りから物理的に圧迫されるため息を吸っても肺が膨らめなくなるために呼吸困難がおこります。
胸水は猫伝染性腹膜炎や縦隔型リンパ腫などのウイルスが原因で溜まることが多く、呼吸困難を起こしている場合は症状がかなり進行していることが多いです。

猫が口呼吸をしている!原因は何?病気のサイン?【動画有】

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・横隔膜ヘルニア

外傷や先天的な異常で横隔膜が破れ、本来お腹の中にある胃や腸が呼吸器を圧迫することで呼吸困難になります。

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・心臓の問題

先天的異常や心不全、心筋症などの原因により血液を正常に送り出せず、酸素を運べなくなります。
心臓病が進行すると酸素量の不足による呼吸困難だけでなく、肺水腫を発症し呼吸困難をおこしている場合もあります。

・貧血

酸素を運搬している赤血球が減少するため酸素量が不足します。
呼吸回数を増やし不足を補います。

・代謝の病気

甲状腺機能亢進症や糖尿病の悪化時などには呼吸回数を増やし二酸化炭素をたくさん排出することでからだのPHをコントロールしようとして過呼吸をおこします。

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熱射病

猫は体の表面から発汗し熱を下げることができないので、呼吸による換気で体温を下げようとし、舌を出しながら呼吸をします。

口腔内腫瘍(がん)

口の中にがんができ、物理的に口を閉じられなくなることでおこります。
舌や歯肉にできることが多く、がんができている側と反対側に舌が出ているのが特徴です。
猫では扁平上皮癌、線維肉腫、悪性黒色腫がよく発生するがんです。

さいごに

猫が舌を出している時、異常なのかどうかは猫の表情やしぐさを見れば比較的わかりやすいでしょう。
猫の舌の先端を指で少し触ってすぐにひっこめるようでしたら特に異常がないことが多いです。
異常のある時はひっこめることができなかったり、ひっこめてもすぐ同じ状態になってしまいます。
同時に他の症状があらわれていないかどうかも確認してください。
何らかの異常があって舌を出している場合は命にかかわることが多いので、早急に対処が必要になることが多いでしょう。





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