呼吸器の症状

猫がくしゃみをして鼻水が出る!原因と考えられる病気は?

投稿日:2016年10月24日 更新日:

「猫がくしゃみをするけど風邪でも引いたのかな?」

「猫が鼻水を垂らしているけど大丈夫?」

「猫がくしゃみをして目やにが出てるんだけど何の病気?」

なんてあなたは思ってはいませんか?

猫も人間のようにくしゃみをします。
くしゃみをする前には鼻をフガフガならしたり、涙で目がショボショボしていることも多くみられます。
くしゃみで見るべきポイントとしては、「何度も連続しているか?」「何日も止まらない?」「鼻水も伴うのか?」「食欲や目ヤニなどの他の症状があるのか? 」という点です。

どのような原因が考えられるのか、病院に連れていく必要があるのか見ていきましょう。

異物

鼻腔内に侵入した異物やホコリを取り除こうとしたり、刺激物の吸引によっておこります。
生理現象ですので問題ありません。

アレルギー性鼻炎

猫

原因

アレルギー物質の摂取や冷たい空気や排気ガス、煙草の煙、芳香剤、ほこりなどの刺激物質の吸入によりおこります。
カビやダニ、微生物や花粉、ハウスダスト、金属、プラスチック、食事など環境全てがアレルギーの原因になります。

症状

初期はサラサラとした鼻水が分泌されます。
慢性化すると徐々に炎症が広がり、ネバネバした黄色~黄緑色の鼻水に変わっていきます。
さらに炎症が進むと、鼻粘膜が炎症をおこし、鼻血が混ざることもあります。
炎症が進行し、気管支粘膜が肥厚するとゼーゼーと呼吸するようになり「猫喘息」と呼ばれます。

猫の喘息の症状や原因って何?治療方法は?薬は何使うの?【動画あり】

治療

気管支拡張剤やステロイド剤、抗炎症剤などの内服や吸入を行います。
症状が重い場合には、入院しての酸素吸入や点滴、吸入療法などが必要になることがあります。
アレルゲンの特定、除去や他の刺激物質とできるだけ接触しないことが重要です。

感染症

くしゃみが感染症の場合を解説します。

猫風邪

猫風邪といわれる感染症は主に3つあります。

① 猫ウイルス性鼻気管炎

原因

猫ヘルペスウイルスによっておこる上部呼吸器感染症です。
感染猫との接触により感染し、カリシウイルスとの混合感染が多くみられます。

症状

鼻水やくしゃみ、咳や発熱、食欲低下、目やに、涙、角膜炎や結膜炎が現れます。

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治療

免疫力を高めるインターフェロン、二次感染を予防する抗生物質の投与、消炎剤の投与、消炎剤や気管支拡張薬を霧化させて吸入するネブライジング、点眼点鼻薬の投与を行います。
最近ではウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス薬の投与も行われるようになってきています。
食欲がなく衰弱している場合や、発熱のある場合は点滴治療を行います。

② カリシウイルス感染症

Cat

原因

カリシウイルスの感染により起こります。
感染猫との接触により感染し、ヘルペスウイルスとの混合感染が多くみられます

症状

ヘルペスウイルス感染症より重症化します。
ヘルペスウイルスでおこる風邪症状に加えて、口内炎や舌炎がひどくなります。
また咽喉頭炎がひどくなると唾液すら飲み込めなくなり、口からダラダラとよだれがでて、飲食は困難となります。

治療

カリシウイルスに効果的な抗ウイルス薬はないので、対症療法がメインになります。
免疫力を高めるインターフェロン、二次感染を予防する抗生物質の投与、消炎剤の投与、消炎剤や気管支拡張薬を霧化させて吸入するネブライジング、点眼点鼻薬の投与を行います。

③ クラミドフィラ・フェリス感染症(通称クラミジア感染症)

原因

クラミドフィラ・フェリスという細菌感染が原因でおこります。
通常単独で感染するよりも、ほかの風邪をおこすウイルスと複合感染を起こしています。

症状

片方の眼の結膜炎から始まり、発赤や腫脹、多量の粘液性の目ヤニがみられます。
その後、症状は両眼に及び重症化します。
鼻水やくしゃみ、咳などの風邪症状も現れます。

治療

テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系の抗生物質の内服や点鼻・点眼を行います。
完全に消滅させるためには、2~3週間と長めに内服する必要があります。

真菌(カビ)感染

真菌(カビ)が原因で起きるくしゃみについて解説します。

クリプトコッカス

原因

クリプトコッカスという真菌(カビ)の感染により発症する病気です。
猫だけではなく、ヒトや犬にも感染する人畜共通の感染症です。
通常、健康な猫が感染することはあまりないですが、他の病気で抵抗力がおちているときや、猫エイズや猫白血病に感染し、免疫力が低下したときに感染しやすくなります。

感染経路

クリプトコッカスという真菌は、特にハトの糞便に多く存在します。
ハトの糞便に汚染された周囲の土の中や空気中に存在し、この真菌を、鼻や口から吸い込むことで感染します。

症状

鼻水やクシャミ、目ヤニ、ドロドロした鼻水や血の混ざった鼻水がでます。
においがかげなくなるので、食欲が低下し元気がなくなります。
また、顔面(特に鼻の周囲)にしこりができ、その部分が破裂して膿が出てくるなどの皮膚症状がみられることもあります。
さらに進行して、クリプトコッカスが中枢神経系に感染すると、けいれんや麻痺、運動失調、意識障害、網膜炎、ブドウ膜炎や失明にいたることもあります。

治療

抗真菌剤を使った内科的な治療がメインなります。
また、その他の症状に対する、対症療法を併用して治療を行っていきます。
適切な治療が行われれば完治しますが、進行して、中枢神経に達して神経症状がある
ような場合は治療が長引いたり、予後が悪いこともあります。

副鼻腔炎(蓄膿症)

猫

猫の副鼻腔炎とは、鼻の炎症が鼻の奥にある空洞である「副鼻腔」に波及した状態です。
副鼻腔炎が進行すると副鼻腔に膿が溜まり「蓄膿症」と呼ばれる状態になります。

症状

最初は無色でさらさらの鼻水のケースが多いのですが、悪化すると粘り気のある膿の混ざった鼻水やひどいくしゃみが見られ、血が出ることもあります。
また、鼻が詰まるために呼吸が荒くなり、口をあけて呼吸をするようになります。
炎症がひどくなると額から鼻筋のあたりが腫れて熱を持ち、痛くて触られるのを嫌がることもあります。
鼻が詰まるとにおいがわからなくなるため、食欲が低下し元気もなくなっていきます。

原因

鼻炎から副鼻腔炎を引き起こすことが多いです。
また、上顎の歯周病から炎症が波及して起こることもあります。
主な原因は細菌やウイルスなどの感染です。

治療

・基礎疾患の治療

鼻炎が原因の場合は抗生物質や抗真菌薬、消炎剤の投与、歯周病が原因の場合は抗生物質の投与や歯科処置を行います。

・ネブライジング

猫が呼吸困難を起こしているような場合は消炎酵素剤や気管支拡張剤を霧化した薬液を吸入させるネブライジングを行います。

・外科手術

「蓄膿症」を発症している場合は、切開しチューブなどを用いて膿を洗浄することもあります。

最後に

猫がくしゃみを続けて、何日もしている時は病気の可能性があります。
様子を見ているうちに自然に治ることもありますが、子猫や高齢の猫などは重症化し肺炎を起こし命に関わることもあります。
治療が遅れると、蓄膿症などに移行し慢性的に症状が続いてしまう危険もあります。
くしゃみや鼻水位だから様子みようかな?と思いがちですが、呼吸がしにくいという事は、口呼吸をしない猫にとってはとても苦しいことなのです。
早めに病院につれていってあげるといいですね。

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