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猫の顔が腫れている!原因は何?考えられる病気は?

投稿日:2017年4月3日 更新日:

 

「猫のまぶたが腫れているけど、何か悪いものでも出来たのかな?」

「猫の口の腫れがなかなかひかない。早めに動物病院に連れて行ったほうがいい?」

「何か猫の様子がおかしいと思ったら顔が腫れて、膿が出ていた!」

このような経験や悩みはありませんか?

猫の顔がいつもと違っていたら飼い主の方はどんな病気になってしまったのかと心配になりますよね。
そこで今回は、猫の顔の腫れに気付いたときに飼い主の方はどんなことに気をつけて観察したらいいのか、そしてその原因にはどんな病気があるのかについて解説したいと思います。

猫の顔が腫れている時のチェックポイント

猫の顔が腫れていると気付いた場合、飼い主の方はどんな点に注意して観察したらいいのでしょうか?

顔のどこの部位が腫れている?

猫の顔が腫れてしまう病気の原因は、大きく分けて「炎症によるもの」「腫瘍によるもの」になります。
腫れている場所で疑わしい病気が変わってきますので、まず顔のどの部位が中心となって腫れているのかをチェックしましょう。

鼻血などの症状はないか?

鼻の病気であれば鼻血や鼻水、くしゃみなどの症状を伴うことが多くなりますし、眼の病気であれば涙の量が多くなる、瞬きができないなどの症状がでます。高齢の猫の顔が腫れてしまう場合は、悪性腫瘍が原因である可能性がありますので、食欲不振や元気がない、痩せてきたなどの全身の症状がないかもチェックしましょう。

炎症によって顔が腫れる場合

炎症が起こることによって顔が腫れてしまう病気にはどんなものがあるのでしょうか?

外傷、膿瘍

ケンカなどによって外傷を負い、そこに細菌感染がおこることによって膿がたまり(膿瘍)、顔が腫れることがあります。
膿瘍は時間が経つと破裂したり、壊死したりすることで中に貯まっている膿が排泄されます(排膿)。
膿瘍が広範囲に及ぶと発熱したり、患部を触ると痛がるなどの症状を伴うことがあります。
通常は、貯まっている膿を抜いたり抗生物質の投与によって治癒します。

結膜炎

「まぶたが腫れて眼が開かない」場合、一番可能性として高い病気に結膜炎が挙げられます。
結膜とは、まぶたや白目の表面を覆っている薄い膜で、ここに炎症がおこる病気を結膜炎と言います。
結膜炎になると涙や目やにの量が増えたり、白目が充血するため目が赤くなったり、まばたきが増えたりします。
猫の結膜炎には、ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどのウイルス感染症、クラミジアなどの細菌感染症、好酸球性角結膜炎が代表的です。
中でもクラミジアによる結膜炎は、子猫や老猫など免疫力の弱い動物で症状が重くなるため、注意が必要です。
治療法としては、抗生剤の点眼薬、消炎効果のある点眼薬、抗ウイルス薬の入った点眼薬などを処方します。

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好酸球性肉芽腫症候群(無痛性潰瘍)

好酸球性肉芽腫症候群とは、猫に見られる“無痛性潰瘍”、“好酸球性局面”、“好酸球性肉芽腫(線状肉芽腫)”の3つの症状を特徴とする病気の総称になります。
その中の無痛性潰瘍の特徴は、上唇に潰瘍ができること、病変部を触っても猫は痛がることがないという点にあります。
始めは粘膜が赤くなっているだけの症状ですが、やがて患部が盛り上がってくるため、飼い主の方は「猫の口(頬)が腫れている」と気付くようになります。
この病気の原因として、アレルギーなどが関連していると考えられており、治療法としては炎症を抑えるためにステロイド剤の投与が必要になります。

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悪性腫瘍によって顔が腫れる場合

腫瘍ができることによって「猫の顔が腫れた」と認識されることがあります。
猫の顔にできやすい腫瘍にはどんなものがあるのでしょうか?

扁平上皮癌

扁平上皮癌とは、体の表面にある扁平上皮と呼ばれる細胞が腫瘍化した病気のことです。

発生しやすい場所

猫の「皮膚の悪性腫瘍で一番多い」と言われており、発生頻度として多いのは耳ですが、まぶたや鼻など顔面の皮膚に発生することもあります。
また扁平上皮癌は歯茎や鼻の中などの粘膜から発生することもあり、鼻腔内腫瘍や口腔内腫瘍の発生頻度としても一番多い悪性腫瘍です。

原因

猫の皮膚にできる扁平上皮癌は、太陽光線を浴び続けていることが発症原因と言われており、色素の薄い猫や毛の白い猫で多く、特に毛の薄い頭部での発生頻度が高い腫瘍です。
一方、粘膜にできる扁平上皮癌の発生原因は明らかではありませんが、慢性的な炎症(口内炎や歯周病、鼻炎など)が関連しているのではないかと考えられています。

症状

皮膚にできる扁平上皮癌の初期は、皮膚の赤みや脱毛といった皮膚炎のような症状が出ますが、腫瘍が進行してくると、皮膚の一部が潰瘍化して出血してかさぶたができる、かさぶたが剥がれてまた出血する、といった症状が多く見られます。
また口の中に出来る扁平上皮癌の場合も、初期は潰瘍や赤み、わずかな腫れなど、炎症と間違いやすい症状を出すため、歯茎にできた場合には歯肉炎と間違えられることがあります。
鼻の中に出来る場合は、鼻血やくしゃみ、鼻水、涙目、いびきなどの症状が出るほか、鼻や頬が腫れたり目が飛び出してくるなどの顔面の変形もみられることがあります。

治療

基本的には外科手術による摘出を検討します。
進行が早い悪性腫瘍であるため、診断時には手術適応でないケースも多くあります。

猫の扁平上皮癌の症状や治療法は?末期症状や余命とは?

肥満細胞腫

肥満細胞腫とは“肥満細胞”とよばれる細胞が腫瘍化した病気です。
肥満細胞はアレルギー反応などの生体防御反応に重要な役割をしており、細胞の中に沢山の化学物質を含む顆粒を持っていて見た目が膨れた形をしていることがその名前の由来です。

発生しやすい場所

猫の肥満細胞腫には「内臓型」と「皮膚型」の2つの型があり、後者は猫の皮膚腫瘍の中でも扁平上皮癌に次いで多く見られる病気です。
頭部(まぶたや鼻の皮膚)や足、尾の背中側にできることが多いという報告があります。

症状

しこりの上にある毛は抜けていることが多く、1つだけでなく多発することもあります。
赤い皮膚炎のような見た目もあれば、白っぽい腫れとして認識されることもあります。

治療

内臓型が全身に転移して皮膚にもしこりを作っているケースでは予後不良と言われていますが、皮膚型である場合は良性であることが多いため、手術で取り除いてしまえばほとんどのケースで根治することが可能と言われています。
しかし、顔にできている場合は、皮膚にゆとりがないため切除範囲が小さくなってしまうことがあり、一筋縄ではいかないことがあります。
特にまぶたにできている場合は、まぶたを切除すると眼球が露出してしまうため、眼球摘出も検討しなくてはならないというジレンマが生じます。

猫の肥満細胞腫の原因や症状や治療法は?良性や悪性とは?余命はどのくらい?

さいごに

飼い主の方が「猫の顔の形がいつもと違う」と気付いたのなら、それは何らかのトラブルが起こっていると考えましょう。
今回は、顔の腫れる原因を“炎症”と“腫瘍”に分けて病気の例を挙げましたが、実は見た目では判断がつかないこともよくあり、その典型が扁平上皮癌です。
特に高齢の猫が、突然今まで見たことのない皮膚の赤みや鼻血などの症状が見られたとしたら、単なる皮膚炎や鼻炎ではなく、扁平上皮癌であったということは典型的なケースです。
この厄介な扁平上皮癌という腫瘍が、猫の皮膚や粘膜に発生する頻度が一番高い病気であるということを是非知っておいていただければと思います。





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